暁 〜小説投稿サイト〜
天才小学生と真選組の方々。
泊まる
[2/2]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
がいると喜ぶしね!」
「ダジャレクイズ?」土方さんが目を細める。
「おう!」元太君が頷く。「はかせが好きな、ダジャレクイズ!いつもくだらねえダジャレ繰り返してきて、困ってるんだよなぁ…」
「そんなことだったら早く言ってくだせぇ」総悟がいい、私の肩に手を置く。「適任がいまさぁ。恋奈さんでさぁ。」
「は?マジで言ってる、お前?殺すよ?」
「おーおー」旦那が鼻をほじりながら言う。「いいじゃねえか。お相手頑張れよー」
「いや旦那!マジ勘弁してくださいよ!なんで私がダジャレクイズの相手なんか!」
「いいんじゃねえか?」土方…いや、マヨ方まで加勢してくる。「お前、頭の回転早いしよー。」
「は?マジ殺すぞマヨ方。」
「大丈夫ヨロシ!恋奈の頭があれば、ダジャレクイズなんてお茶の子さいさいネ!」
「いや、神楽ちゃん、でも…」
「「「恋奈お姉ちゃん、よろしくね!」」」
「…お前らぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
大声でシャウトする私の声が、廊下に虚しく響いた。

「じゃあ、コナン君、気をつけて帰るのよ?」
「うん!じゃあね、蘭姉ちゃん!」
園子ちゃんと毛利家の人々と別れ、子供達に道案内をしてもらいながら、噂の阿笠はかせの元に向かう。
数分ほど歩くと、面白い形をした家に着いた。
「ここか?阿笠はかせの家って。」
旦那が聞くと、子供達は頷き、チャイムを鳴らした。
ドアが開くと、白髪の初老の男性が出てきた。
「おお、今帰ったか。」
「ただいまはかせ!」「今日、他の人たちもいるんだけど、泊まらせてあげて!」
「他の人たち…?」
とはかせが言い、私たちの方に目を向ける。
「銀さんとそのご一行でーす」旦那が地味に自己紹介する。
「ああ…」はかせは少しびっくりした様子だったが、すぐに笑って、言った。「汚い部屋でよろしければ、どうぞ。」
「失礼します」
私は挨拶して入った。広々とした空間は、確かに一人暮らしにしては少し広めだ。
「さて、晩御飯にしようかのう」
そう言い、私たちに「ゆっくりして行ってくださいね」と挨拶してから、はかせはキッチンへと向かった。
私はため息をつく。長い夜が始まりそうだった。
[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ