暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜Another story〜
キャリバー編
第217話 打倒スリュム ……トンキーの為に
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たから。

 そして、色々と掻い摘んでではあるが、リュウキは説明をその後もした。
 ウルズの話しもあるから、長くならない様にと。

 人型邪神と戦う際に、《眼》を使った。

 アルゴは、最初こそは その眼を使ったリュウキを魅入っていた(いろんな意味で……)為、戦闘に集中など出来なかったのだ。結果的に異常に時間はかかってしまったがリュウキが1人で倒してしまった。それがトリガーとなった様だ。

 邪神と言えど 自身の攻撃は当たらず、相手の攻撃が全て直撃。それも所謂 会心の一撃(クリティカル・ヒット)であれば、もう涙目だろう。

 大分狩りも長くなり、アルゴと邪神がうようよいるヨツンヘイムに長い間いる事になるとは思ってなかった。だがGGO以来、久しぶりに《眼》を使用だった為、リュウキ自身も少なからずハマってしまった、と言う理由もあった。


 説明を受けた皆は、大体理解してくれた。それに、以前は大顰蹙(ヒンシュク)だった、キリト主催のヨツンツアー。《エクスキャリバー》欲しさ見え見えだったからだが、リュウキからはそんな感じは全くしない。邪な感情が無かったから。邪の神(・・・)を倒しに行ってるのだから当然だろうか。


 だが、レイナ(・・・)は違う。

「むぅー……、あ、アルゴさんと……そ、そんな長く……っ ふ、ふたり、っきりで……」

 頬を膨らませてしまっていた。
 確かに、時間帯的にレイナ自身は参加出来なかった、と言う理由もあるし、レイナではトンキーを呼べない以上、ヨツンヘイムに追いかけるのは無理があるから、と言う理由も判る。……何処にいくのかは ちゃんと説明をしてくれたし、アルゴと会う事もレイナは知っていた。……そんな長く2人(・・)で、この極寒の地で(・・・・・・・)2人(・・)で! 狩りをする……と言う事は知らなかったのだ。

 そして、アルゴが少なからず リュウキの事を想ってる事は 知っていた。女の子はそう言うのには敏感だから。……いや リュウキ、キリト以外は全員が判るだろうけれど。

 因みに、レイナだけではない。

「……ふーん」

 そして、何処かシノンも不機嫌極まりなくなってしまっていた。
 山猫を怒らせると、それは同じネコ科はネコ科でも、肉食動物の類の方を連想させてしまう。 そんな事、露ともわかってないのは、リュウキ。それは変わってない。
 レイナやシノンと一緒に、気持ちを知ってもらいたい,と言う理由をプラスさせた 嫉妬オーラを出したい、と思っていたシリカだったが、ガードが固いらしく、手、ならぬオーラが出せなかった様だ。

「?? 判らない所があったか?」
「い、いや…… オレは判ったぞ?」
「はぁ……やっぱ コイツが一番スゲェ、と言うか恐れを知らねェ、ど
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