暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンゼロ〜救世主達〜
第30話 新たな物語
[2/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
賑やかになり、通路に花や植木などの緑が増え始め、壁にはゼロやルイン達を間抜けっぽく描いた落書き等もあり、以前と比べてベース内が明るくなった気がする。

ゼロとルインはセルヴォの部屋に入った。

「おお!ゼロ!!ルイン!!二人共無事だったか!!話は聞いたぞ。せっかく新エネルギーが完成したというのに、和平どころじゃなくなったな…尤も、そう簡単に平和が来るとも…考えていなかったがな……それはそうと新しい武器について何だが、たった今、リコイルロッドが完成したところだ。それにシールドブーメランも修理しておいたぞ!持って行きなさい!!」

新武器とシールドブーメランのチップを手渡され、それをセイバーに組み込むゼロ。

新武器を展開しながら、ゼロは使い勝手を確かめる。

「リコイルロッドはチャージした時に真価を発揮する武器だ。敵を吹き飛ばしたり、地面に当てると通常より高くジャンプ出来たり…かつてゼロが使ったトリプルロッドやチェーンロッドの反省点を活かした物だ。残念ながらルインの武器は開発出来なかった。すまない…」

「気にしなくて良いよセルヴォ。気持ちだけで充分だよ」

自身の武器を見遣りながらそう言うルインだが、次の瞬間にベース内で放送が流された。

『ゼロさん、ルインさん…。至急、司令室までお越し下さい…』

「ん?二人共…呼んどるようだぞ」

二人が研究室を立ち去る時、ゼロが口を開いた。

「リコイルロッド……使いやすそうだ。感謝する…。」

そう言ってゼロはルインと共に研究室を後にした。

「シエルにはまだ……世界は、重過ぎる……支えてやってくれ。ゼロ…ルイン…」

世界を背負うにはシエルはまだあまりにも幼いため、ゼロとルインにはシエルを支えて欲しいと望むセルヴォ。

セルヴォの研究室を後にして、司令室に戻った二人。

「待たせちゃったわね二人共…。準備は良い?私達に出来ることを色々な情報を基にシミュレートして…その結果をミッションの形で提案してもらったの…まず二つは…ダークエルフをネオ・アルカディアに渡さないためのミッション…。残り二つは…ネオ・アルカディアからみんなを守るために行うネオ・アルカディアへのゲリラ攻撃ミッション…………ゼロ…ルイン…私達……戦うしかないのかな…。」

「シエル?」

「………」

「折角、新エネルギーが開発出来て……これでようやく……世界が平和になると思ったのに……まだ…戦い続けるしかないって言うの………」

新エネルギーが完成したのも束の間、再び戦いが始まるという事実がシエルを苦しませる。

「シエル……。お前に出来ることはもう充分やっている……。お前は、一人じゃない。後は俺達に任せろ」

「ゼロの言う通りだよシエル。何でも一人で抱え込んだりし
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ