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RSリベリオン・セイヴァ―
第十九話「HAWAIIAN・BLUE」
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にしながらゆっくりとその姿をヤシの木から見せた。やはり……エロい。
「じゃ、じゃあ……えっと」
出てきてくれたのはいいが、まず初めに何をするか困るな? 泳ぐっていっても泳ぐ気はないから海パンなんて持ってきていない……
「喉乾いた? 俺、ジュース買ってくるよ? 何がいい?」
「……な、何でもいいです」
「わ、わかった……うん」
俺は彼女の胸元と下半身を目にゴクリと唾を飲み込んだ……しかし、俺は何かに躓いてデンジャラスに倒れてしまう。
「うわっ!?」
「きゃっ……!?」
ドサクサに手が、彼女の水着を結ぶ胸元の紐を掴んでしまい、それを握ったまま砂浜に顔を突っ込んでしまった。
「い、いたた……え?」
俺は何かの紐を掴んでいることに気付いた。それは……ブラ?
――違う、これは……ビキニ? そしてこのシマ模様は!?
「あっ……」
弥生は自分の胸元がやけに涼しいことに気付いた。そして、足元から見上げている狼が手にしている物が何なのかを見た。
「あ、私の……」
「マジで……」
彼女のその一言で、俺は目を丸くした。そして、甲高い弥生の悲鳴と共に俺は鼻から流血を起こした……

その夜、俺はとてつもない罪悪感に、温泉に入っても、浴衣に着替えても、夕飯も箸に手を付けないままボンヤリと下を向いたままだった。
「どうした? 食欲がねぇのか?」
隣に座る太智が、そんな俺を宥めた。
「無理もないですよ? なにせ、弥生さんの水着ポロリでしたからね……?」
一夏が、そう説明すると、太智は行き成り立ち上がった。
「ぬぅあにぃー!? 弥生の水着を見ただとぉ〜!? それもポロリぃ!? どこで見た!? 俺はそれを撮り逃しちまったんだぞぉ!?」
実は、太智はビーチで水着に身を包んだ生徒達を写真に収めながら、一番の目玉である弥生を探していた。しかし、弥生という大物は見つからずじまいに終わってしまう。
「あのあと、恥ずかしさのあまり更衣室へ逃げ込んじゃったそうですよ?」
「くそ〜! 俺としたことが……一生の不覚!!」
「と、とにかく! 明日も授業が終わった後にまた海水浴があるますから、その時にもまたチャンスが訪れますよ?」
そう一夏は、落ち込むというよりも悔しがる太智を慰めた。
「ん? そういや、その肝心の弥生ちゃんは?」
清二が尋ねた。見るからに、自分たちの周辺には弥生の姿がない。
「ああ、弥生さんならあっちで他の生徒達に囲まれながら食事してますよ?」
一夏が指をさした先には、顔を赤くしてもじもじしている弥生の姿が見えた。
今日の彼女の水着を見て感動し、そして彼女の生乳も見れて歓喜に満ちた女子生徒達が、彼女の周辺へ押しかけてきたのだろう。
「それにしても……」
一夏は、ふとお盆に乗せられた御馳走を見た。中学校の頃に行った修学旅行とは比
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