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大海原の魔女
四話 ごめんなさい
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を生のままサラダに入れるな、普通の人間は腹を壊すぞ!」

「フェイ姉さん、ルバーブの葉は有毒だから取り除いてください…」

「あの、モルトビネガーを入れすぎじゃないでしょうか?」

「ひえぇぇ〜!!?」

『だめだこりゃ』


 肝油のせいで舌がおかしくなってしまったのだろうか?
 なかなか上手くいかなかった。


 ◇◆◇◆◇◆◇



 あれからさらに二ヶ月・・・



 あの事件の際にコツがつかめたのか、たどたどしくも飛べるようになった。




「‘‘本当に” 三ヶ月で飛べるようになるとはね…」木陰からお祖母様が姿を現す。


「お祖母様!?見ていたのですか?」

「ああ…それだけ飛べれば十分さ、ついてきな。」




 一緒に池に来た。


「手を水面にかざして、そしてこの前見せたようにやってごらん。」



 目を瞑り、心を落ち着かせる。

 ・・・かすかにだが、水にある‘‘力”を感じ取れた。


 磯の魚を底引き網で一網打尽にするようなイメージで、

 ‘‘ソレ”を集め、 濃縮し、 水ごと引き寄せる!




 ーーーポチャンーーー


 

 結局、私が引き寄せられたのは小さな水球。だけど…

「随分と小さいね。だが、確実な進歩だよ。」

 それでもお祖母様は褒めてくれた。



 ・・・・・・・・・



 お祖母様が倒れたのは、その翌日のことだった……



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