暁 〜小説投稿サイト〜
生徒会長
1部分:第一章
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はい」
 あらためて沙代子の言葉に頷く。
「それをお話に来たのですが」
「そうでしたね。それで」
 沙代子もまた直也の言葉を聞く。正面から受けていた。
「私に。何の御用ですか」
「これを」
 彼はここであるものを懐から出して来た。それは。

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