ロックマンゼロ3
第29話 壊れた宇宙船
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「エネルギー不足やイレギュラー化の恐れがあるからって、無実のレプリロイドを大量に処分して?とんだ統治者様だね、私は君のやり方を絶対に認めない。」
「フフ…、君もゼロと同ジように愉快な人だネ…君と話せテ良かッたよ」
コピーエックスの視線がルインからゼロに向けられる。
「何故お前が…あの時、俺が破壊したはずだ」
「クックックッ……かつてお前に倒されたエックス様をこの儂が蘇らせた…。混沌としたこの世界から人間を守るためにな!!」
「バイルは…僕の命の恩人なのサ…。オメガは、回収スる…。ハルピュイア、お前は引き続き、ダークエルフの捜索に当たレ。オメガとダークエルフ…二つとも、これカらの僕達に必要な物だからネ…」
「し…しかし!エックス様!!この男が造ったダークエルフとオメガのせいで…どれだけ多くの人間が死んだか…。新エネルギーが完成し、エネルギー問題が解決するかもしれない時に…。人間を危険に曝すようなことは、お止め下さい!!」
ハルピュイアが声を大にして、コピーエックスにバイルをネオ・アルカディアに引き入れるのは止めさせようとする。
「エックス様に意見をするのか?ハルピュイア…いつからそんなに、偉くなった」
「くっ…バイル……」
悔しげにバイルを睨みながらも黙り込むハルピュイア。
「サて…ゼロ、ルイン。君達も…ダークエルフを探してイるんだろウ?競争と行コウじゃないか!!ギッ…ギギギッ…!今度は、負けないヨ…!!僕こそガ…本当の英雄なんダからネ!!」
ゼロに挑戦するように言うと、コピーエックスは転送の光に包まれてこの場を去り、ハルピュイアもオメガも同様に去った。
「クーックックックッ…。楽しくなってきたな、ゼロ…その体でどこまで出来るか…ルイン…英雄になり損ねたお前にどこまで出来るのかを見せてもらうとしよう!!クックックッ…」
意味深な言葉を言い残して、バイルもこの場を去った。
「その体…だと…?………」
「最後まで嫌味な奴……」
それぞれが呟いた直後に通信妨害が無くなったのか、シエルから通信が届いた。
『ゼロ…ルイン…大変なことになったわね……』
「モニターしていたのか……」
『二人共、すぐにベースへ戻ってきて。オペレーターさん…お願い』
『転送を開始します』
ゼロとルインが転送の光に包まれ始めた。
「(本当に気のせいなのかな?オメガからゼロの反応が僅かに混じっていたのは……)」
疑問を抱きながらも、ルインはレジスタンスベースに転送されたのだった。
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