暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンゼロ〜救世主達〜
ロックマンゼロ3
第29話 壊れた宇宙船
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ながら叫んだので、全員の視線がそちらに向いた。

それはかなりの大型の宇宙船であった。

「ちょ…何なのあれは…?もしかして…船?あんな馬鹿でかい船が宇宙から落っこちてきたわけ!?」

「ええ…それも…この世界に、たった一人しかいないはずのダークエルフと…同じエネルギー反応を出しながら…ね……。ゼロとルインには、反対されたけど…。どうしてもこの目で確かめてみたかったの…。この世界に……一体…何が起きようとしているのか」

「……ゼロ、あれを見て。パンテオンだよ」

ルインが指差した先にはネオ・アルカディアの主力レプリロイドのパンテオンがいた。

「ああ、ここから先はネオ・アルカディアの警戒線が張ってある……。」

「何ですって!?」

「俺達がルートを確保するまで、お前達はここで待機しろ……。」

「ルートを確保したら通信を寄越すから」

「分かったわ……気をつけてね…ゼロ…ルイン……」

「うん」

二人は武器を構えると一気に突き進む。

雪の中に潜んでいるメカニロイドや砲台のようなメカニロイドを斬り捨てながら進み、近くまで来ると入り口らしき場所が二ヶ所ある。

「もしかしたら、中に敵が沢山いるかもしれない。別ルートで侵入しよう」

「ああ」

ゼロが右の入り口の方に向かい、ルインは左の入り口に向かった。

「この奥……か、ダークエルフの反応があったのは……ダークエルフはどうしてゼロのことを知っていたんだろ?世界を滅ぼしかけたサイバーエルフが、どうして…それに、このエネルギー反応には、ゼロの反応も紛れてる…?昔のゼロの…」

今、自分と共にいるゼロのエネルギー反応は自分が知るイレギュラーハンター時代の物とは微妙に違っていたのだ。

もしかしたら改修か何かされた際に変化しただけなのかもしれないが、それにしてはこのエネルギー反応は酷似し過ぎている。

『ルイン、聞こえる?』

「え?聞こえるけど?」

『良かった…ゼロと通信が繋がらなくなっちゃって…その船の中では通信が出来ないようなの』

「なる程ね。了解、シエル。それより通信閉鎖するよ…どうやら敵が近いようだからね」

『えっ、ご、ごめんなさい……』

ルインが注意すると、シエルが謝罪したその時である。

『伏せて!ネオ・アルカディアか!?』

『シエルさん、下がって!!』

『キャアッ!!』

レジスタンス兵の叫びとシエルの悲鳴と共に通信が切れてしまった。

「シエル!?みんなどうしたの!?返事をして!!」

敵にやられたのか?

最悪な想像が頭を過ぎるが、上空から高エネルギー反応を感知して上空を見上げると、緑のアーマーを纏うエックスに似た青年がいた。

「ハルピュイア…」

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