第31話 とある梅雨の一日
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は言った。
「でも記憶がチグハグなような………」
「細かいことは気にしないほうがいいよ」
「まぁそうだな。どうでもいいだろうし」
フェリアは零治がなのはに毒されている事に不安を覚えたのだった。
ピンポンパンポン………
『2ーA組、有栖零治君、八神はやてさん、至急生徒会室に来てください』
ちょうどHRが終わった矢先、こんな放送が流れた。
「何故に!?」
「零治、また何かしたの?」
フェイトの冷たい視線が俺に突き刺さる。
「はやてちゃんもだけど………」
「なのはちゃん、それはないわ。今日はずっと課題やってたからなにもしてへんで………」
「ただ単に会長が俺たちに用があるんじゃないのか?」
「そうやね。だったら急ぐべきやないか?」
「そうだな、みんなは先に帰っていてくれ」
俺はそう言い残してはやてと共に教室を出た。
「単刀直入に言うわ。零治君、次の生徒会長あなたがやりなさい」
生徒会室に着いたとたんの会長の第一声がこれだった。
なぜか分からないが、カーテンをすべて閉め、部屋を暗くし、会長の机にあるスタンドだけがついていた。不気味すぎる………
なので俺は………
「間違えました、失礼します。いくぞはやて」
「う、うん」
俺ははやてを連れて生徒会室を後にしようとする。
「ちっ仕方がない、確保ー!!」
会長の掛け声と共に暗闇から現れる生徒会員。
「ちょ!?確保って!」
「どこさわってんねん!この変態!!」
俺とはやては最初こそ撃退したが、いきなりでしかもこちらは2人。あっという間に拘束された。
「流石は零治君とはやてちゃんだね」
「何の真似です?」
「だって2人、直ぐに帰るんだもん」
「そりゃ、こんな不気味な所に入りたないわ」
未だに電気は会長の机にあるスタンドだけ。
部屋の電気はまだ点けていない。
「で、何のようです?」
「勧誘。零治君には次の生徒会選挙に出て欲しいのよ」
「生徒会選挙?そんなのあったっけ?」
「零治君、寝てたやろ………」
「生徒会選挙は生徒会長を決める選挙よ。会長だけは選挙で決めるのよ」
そうなのか。前の学校は全部の役職を決めてたからちょっと違うな。
「他の役職はどないするんですか?」
「なんだ、はやても知らないじゃん」
「やかましいわ」
「他の役職は会長が自分で集めるの。自分がやり易い生徒会がいいでしょ」
それだと遊びみたいにならないか?
まぁそれも会長次第ってことか。
「で、何で俺なんですか?」
「前の時も思ったんだけど、零治君って自分で思っている以上に人を引き付ける力があると思うの。はやてち
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