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浪速のど根性
5部分:第五章
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「しかしや」
「しかし。何や?」
「それだけか?」
 強い声で彼に問うてきた。この部員は今はコーラを飲んでいる。ダイエットペプシだ。
「それとボクシングやな」
 これも話に出すのであった。
「やっぱりこれもや」
「そうか」
「やっぱりそうなるか」
 部員達は彼の今の言葉に頷いた。
「根性見せたるで」
 守はまた言った。
「浪速のど根性な」
「ああ、そや」
 彼の浪速のど根性という言葉に反応したのか。部員の一人がここで言った。

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