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第2部『計画打倒編』
第10話『戦慄の旋律』
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「大丈夫だ。一応目星はついている。明日、東京タワーに向かう。あそこは今、スカイツリーのサポート用になっている。だからこそ、隠れて行動するのにうってつけだ。」
「そう、わかったわ。問題はない?」
ユキは一衣達に聞き全員了解した。その後、
「ところでさ、ウリスはなんでクリエイトウィザードリングをあんな風に使ったんだろう。」
遊月は雅に質問をした。
「あんなって?」
「だってさ、ウリスはセレクターバトルの復活が目的でしょ。それなのに、なんで仮面ライダーがいるのが常識の世界に作り替えたんだろうって。」
「多分、ウリスはそうしたくても出来なかったんだろう。ウリスは元々魔法使いじゃない。使うには、徐々に変えるしか出来ないんだろう。」
「なるほど。ありがとう、オヤジさん。」
遊月の質問に雅が答え終わった所で、剣崎と文緒がやって来る。
「雅、周辺の住民の避難と救助は文緒と二人で終わらせて来た。」
「剣崎さん、ありがとうございます。ところで文緒、ふたせはどうだった?」
雅は文緒に質問する。
「雅さん、ふたせって誰ですか?」
「おい、自分のルリグの名前すら忘れたのか?」
「雅さんこそ何を言っているのですか。僕のルリグはアンだ。」
「何!?なるほどな、そういう事か。」
「雅さん、何がそういう事ですか?」
「ああ、済まない。実は、ゼロノスを使っていたセレクターがいてな、そいつと間違えていたみたいだ。不快な思いをさせてごめんよ。」
「いや、構わないです。」
「剣崎さん、後で残って貰えますか?」
「ん?問題ないけど。」
「ありがとうございます。それじゃあみんな、明日は早朝から出発だ。るう子も大丈夫みたいだし、安心して戦おう。それじゃあ、今日はここらへんで解散だ。」
雅の言葉で、剣崎以外は帰って行く。
「さて、俺を残した理由は分かっている。ゼロノス、つまり桜井侑斗の事だろう。」
「ええ、そうです。みんなに帰ってもらっている間に質問したが、やはりゼロライナーに今日、乗客が一人乗ったらしい。誰か質問したが、流石に個人情報だと言われて教えて貰えなかった。そう考えると─」
「雅の言っていたふたせって奴だと思っているわけか。」
「ああ。特異点である僕は影響を受けないが、やはり剣崎さんも覚えていませんでしたか。」
「覚えていないっていうのは厳密には違うな。俺達の歴史の中に、そのふたせって奴が存在していないんだ。いない人間を思い出せと言われても無理なものは無理だな。」
「分かりました。明日の作戦、協力してくれませんか?」
「雅、何を言っているんだ。俺は元から行くつもりだ。」
「ありがとうございます。文緒が心配するから帰った方がいいかもしれませんね。」
「ああ、そうだな。雅、明日また会おう。」
剣崎も出て行く。雅は一人で食事を摂り明日に
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