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101番目の舶ィ語
第三話。パンツを拾ったら全力で、ランドリーへぶち込め! それが優しさ、だ。
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方という存在、引いては私達の存在そのものにとってかなり危険です」

「……ああ。解ってる」

一之江に言われなくても、それはずっと考え続けていたことだ。

「では、問います。どうしますか?」

一之江は俺の横からじっと俺の顔を見つめて尋ねてきた。正直な話、一之江や音央、鳴央ちゃんが傷ついたり消えたりするのは見たくない。だが、それと同じくらいに、俺は理亜を傷つけたりしたくない。理亜とその能力。『対抗神話』に唯一対抗出来る能力を持っていようが、理亜に手を出せない。
だが、仲間を消させたりさせる事や俺が理亜の物語となって、戦わずに理亜だけに全てを背負わるなんてことも絶対に出来ない。
だから、俺がここで宣言出来る言葉は一つだけだ。


「理亜は俺が倒して、俺の物語にする」

決意を口にするだけでも心臓が弾け飛びそうになる。
胸が痛む。心が痛む。
だけど、気持ちを奮い立たせて言葉を続ける。

「だから……苦しむかもしれない、辛いかもしれない、困ったりするだろうけど、その時は力を貸してくれ、みんな」

「……うん、良く出来ました」

一之江はいつになく、優しい声で頷いてくれた。
そして、そんな俺達に優しい眼差しを向けながら。
音央や鳴央ちゃんも心配そうな顔で俺を見つめていた。
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