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ソードアート・オンライン〜Another story〜
キャリバー編
第216話 ヨツンへイムの異常と金髪の美女
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 そして、他のメンバーたちも警戒心を強めた。

 次第に、光が形を成し、ひとつの人影を作り出した。ローブふうの長い衣装、足元まで流れる波打つ金髪、優がかる超然とかる美貌。それは女性ものも。

 だけど、クラインの口から、いや キリトも同じだ。出てきた言葉は、到底美女に投げかけるのには相応しくないものだった。

「「でっ………けえ!」」

 それは無理ない、と言えるだろう。誰も非難を上げたりしない。
 何故なら、目の前に現れた美女は、その身の丈が、どう少なめに見積もっても自分たちの身体の倍以上、少なくとも3m以上はあったのだから。


「よくぞ……、我が気配に気づきました。……流石は、神なる剣を持つ勇者(・・・・・・・・・)

 キリト達の言葉に気分を害した様子もなかったが、それを訊いたリュウキは、軽く苦笑いをしていた。『バレてしまったな……』と、相手がNPCであるのにも関わらず、呟いてしまった。



「私は、《湖の女王》ウルズ」


 
 此処からが本当の始まり。

 ただの、伝説級武器(レジェンダリー・ウェポン)《聖剣エクスキャリバー》獲得する為の冒険だったが……。



 この世界(・・・・)の命運を賭けた戦いとなるのだった。





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