暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜Another story〜
キャリバー編
第216話 ヨツンへイムの異常と金髪の美女
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速度を少しあげると。
「ほら、レイナ。余所見しながら走ると危ないぞ?」
「もー、大丈夫だよーっ、って、わっ」
踏み込んだ脚が上がりきらずに躓きそうになった。この場所は階段だから更に危ない。HPが減る程ではないが、それでも恐怖心というモノもある。
「ふぅ」
リュウキは更に脚に力を入れると、一足飛び足でレイナに追いついて支えた。
「大丈夫か? ……たく、言わんこっちゃ無い」
「あ、あぅ……/// ご、ごめんなさい……」
いたたまれなくなって、レイナは顔を赤くさせていた。
ベタな事を……、とも思えてしまった様だ。それをみて、アスナはにこやかに笑った。2人のこう言うやり取りは もう定常であり、それをはやし立てるのが、リズやら……である。
「こーんなとこまでイチャコラしてるなんてねぇ〜? それに、きんちょーかんがちょっぴり足りないんじゃないの〜? レイ??」
「ぅぅ……、ご、ごめんなさい……」
「あ、あははは……、大丈夫ですよ。そう言うのも、可愛いですっ」
「し、シリカちゃんの方が可愛いもん……。わ、私、ドジっ娘みたいに思われちゃうの……、ちょっと複雑だよ……」
レイナは間違いなく、普段はしっかりとしている。
それはアスナの補佐をしていたSAO時代から はっきりとしている事だ。だけど、時折こういった面が。……可愛らしい面が顔を出す。だからこそ 愛らしいと思ってしまうのだ。それは、アイドルとして見られていたシリカも強く思っていた。
そして、笑顔に包まれた場だったが、まだ ヨツンヘイムには着かない。
「ふぇぇ……、ほんっと、長過ぎるでしょ」
二度目の愚痴を言っていたのは当然リズベットだ。
まだ、と表現をしたが……その実、1分も経っていない。
「あのなぁ。別にオレは走る事が健康的〜 と言うつもりは無いが、通常ルートで ヨツンヘイムに行こうと思ったら、まず アルンから東西南北に何kmも離れた階段ダンジョンまで移動して 守護ボスを倒すか、これまたアルンから何kmも離れた地、《ロイゾ》にまで行って、そこに生息してる大型土中モンスターに、ばくんっ! と食べられて到着するか。2つに1つ、だぞ? 1パーティだったら、最速でも2時間は強制的にかかるだろう。が、此処を降りたら5分だ。通行料とって、リズベット武具店よりも儲けを叩きだす商売を始めるね。オレだったら」
「へぇぇぇ 面白いジャン! ウチの武具店と張り合おうって言うの? しょーぶする??」
楽しそうに言いあっているところを見ると、走るのは全然問題なさそうだった。
にこやかに聞いていた時、リーファが一言。
「あのねぇ、お兄ちゃん。ここを降りても出口でトンキーが来てくれないと、ヨツンヘイムの中央大空洞に落っこちて
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