6部分:第六章
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な」
「それも何だかなあ」
「そんなに嫌なら俺だけでやるぞ」
「いや、ここまで来たらな」
彼も降りる気はなかった。こうなったら最後までついていくつもりであった。そうして実際についていくのだった。六時半になると二人は部屋を出た。そうして四階への階段に向かうのだった。
「階段使うんだ」
「一階ならそれで充分だろ?」
そう健三に言葉を返す。
「わざわざエレベーターを使う必要もないだろ」
「まあそうだな」
健三もその言葉には素直に頷いた。
「他の人の迷惑にもなるしな」
「そういうことさ。さて」
階段の前に来た。階段は上に向かうものと下に向かうものの二つがある。二人は言うまでもなく上に向かう方の階段を見ていた。
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