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学園黙示録ガンサバイバーウォーズ
プロローグ
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くここまで再現したなと評価が上がった程である。デスバレットの特徴として対人戦とモンスター戦の二つに分かれる。デスバレットは、このように対人戦でプレイヤーをキルしたり、モンスターをキルしてマネーを稼ぎ、そして武器を購入して、モンスターや対人戦でレベルを上げてはスキルを獲得して、自分好みのステータスを作成してキャラを構築するのがカギである。ビルド構成によっては、現実ではありえないミニガンを装備して映画さながらの派手に敵を面制圧して倒すようになり、速度重視によるアクロバットな二丁拳銃で戦うスタイルなど千差万別である。ガチを含めてネタに走るプレイヤーも多いのが、デスバレットの特徴である。


そのデスバレットで作成したキャラの身体能力とマネー。購入した武器を含めて購入システムを使えるようになったのだ。目の前に画面が現れて、それを指で操作すれば購入できるのである。このコマンド画面は俺にしか見えないようで、他人から変な事をしてるようにしか映らなかった。まあ、それはそれで助かるので俺としては……。

そんな感じに変な特典も知らないうちに貰いながら、第二の学生生活を楽しんでいた時に俺は高校に上がった時にある事に気がついたのだ。クラスメイトになった人物の顔が何処か前世で見覚えはあるなと感じたからだ。最初は、ただの見間違いだと思ったが二年生の時にクラスの自己紹介の時に、俺はようやく穴の開いたピースを埋めて核心に至ったのだ。

「毒島冴子です。よろしく」

そう。俺が学生だった時に読んだ漫画の一つである学園黙示録という漫画の登場人物だったのだ。てか、普通に考えて学校の名前を見て思い出せよと思うが、無茶を言ってくれるな。そもそも前世を含めて三十年以上も前に読んだ古い漫画の話である。思い出すのだって一苦労する。

それに原作の内容も殆ど忘れてるし、確か毒島が三年になった春のころにパンデミックが起きて世界中がゾンビ騒動になるって内容だけは覚えているのだ。まさか、刺激的な毎日を過ごしたいと思った事はあったが、世界崩壊が起こった世界に飛ばされるなんてある意味で、神様は俺を苦しませたいのかと思ったよ。核心に至って最初はふざけるなと思ったが、俺が理不尽な事に不満に思っても流れは確実に変えられないのだ。

ならば準備するしかない。確実に、この世界で生き残る方法を。俺は、そう決心するに至ったのだ。

ーーー。


「あ〜眠いな畜生め〜。」

高二年の冬。もう少しで地獄が始まるとも思えない程に日本は平和だ。多分この世界で、地獄が始まると誰もが思っていないだろう。現状の所で俺しか握っていない情報だろう。

(いや。そこまで楽観は出来ないな)

別にゾンビ事態も囲まれなければ脅威度は高くはない。俺が問題視しているのは、俺以外に転生したプレイヤーだ。デスバレ
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