暁 〜小説投稿サイト〜
無理が通って道理も通す
その2
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疲れがとれていく感じがする。

とくに今日は立ちっぱなしで疲れたからなぁ。
疲れが残らないように湯船でよくマッサージしとかないと。
湯船に浸かってから15分くらい経ってから身体を洗い始める。
しかし、始めから全身を洗わずにまずはムダ毛の処理にかかる。

女性なら1日くらい放置しても大丈夫かもしれないが、オトコはそうはいかない。
しかも、女性に比べ、肌が硬いからカミソリはなるべく切れ味が良いやつを選ばなければいけない。

これが少し面倒である。
安物であれば数回使っただけで切れ味が途端に悪くなり、使い物にならなくなる。
全身に泡を付けてからカミソリで剃っていく。
しかし、スベスベの肌に慣れてくるとムダ毛が本当に無駄に思えてくるな。

世の女性が永久脱毛したいと言うわけもわかる。
剃り終えると身体を洗い、髪の毛を洗い、全身の泡をシャワーで流したあと、再び湯船に浸かり、身体をあっためる。

そして5分ほど経ってから風呂から出る。
風呂に入っていたのはトータルで30分くらいだろうか?
多くの女性が長風呂する理由もこうしてみると分かる気がする。
やっぱり身体は綺麗にしておくのが大切だよね。

風呂から上がると頭をタオルでゴシゴシ拭きながらリビングへと戻ってくる。
今、何時だろ?

ふと時計を見やる。
19:17

ふむ。そんなに経っていないのか。
とくにやることもないし、どうしようかな。
とりあえず髪を乾かしながら考えるか。
ドライヤーで髪を乾かしながらこれからどうするか考える。

今から寝てもどうせ明け方前には目が覚めて会社にいく頃には睡魔に襲われて仕事どころではなくなるのがオチだ。
ウーン、困った。

こんな時、暇をつぶせる友人でもいればいいのだが、性別を偽って会社に入ってからは極力、人付き合いを避けている。

大学時代の友達にも就職のために引っ越したと嘘をついているので、遊びに誘うわけにもいかない。
電話でなら話せるが、色々と根掘り葉掘り聞かれて嘘がバレるのが目に見えている。

はぁ、どうしよう。
悩みながら部屋を見渡しているとふと目に留まるものがあった。

あ、そういえば少し前に借りたDVDがあった。

アニメなのだが、ネットなどで泣けるアニメだとかいわれているらしい。
元はゲームとして発売されたらしいのだが、あまりのシナリオの良さにアニメ化を希望する声が続出し、制作されたらしい。
レンタル屋には今、イチオシのアニメ!!とデカデカと書かれており、暇つぶしになればと思って借りたんだっけ。

この手のものは、オトコなら借りにくいかもしれないが女性となれば別だ。
店員さんにだって奇異な目で見られることもないし、何かと得だな〜と思う。
ま、格好とか年齢の問題もあ
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