第24話 風の神殿
[3/4]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
がる。
「これでどうだあ、もう、動けまい。フッ…フフフフフ……いいザマだな、ハルピュイア…。昔は、よく…ゴミを見るような目で…私のことを見てくれたが…私はもう…昔の私じゃない……私は、もう少しで最強の力を手に入れる…私は…神にも等しい存在に…なるのだ。クーックック、それではさっそく…このダークエルフを真に…目覚めさせるとするか…新しい歴史は、ここから始まるのだ!!」
次の瞬間、ベビーエルフがハルピュイアの体内に侵入していく。
「あ…っ!!」
急いでバスターを構えてベビーエルフに向けてショットを放つが、ベビーエルフのエネルギーに弾かれてしまう。
「お前の相手は後でたーっぷりしてやる。しばらくそいつらと遊んでおれ。では、二人共。ご機嫌よーう。」
ベビーエルフでハルピュイアを操って、ゼロとルインの足止めをさせようとするエルピスはこの場を去っていく。
「ま、待て!!」
エルピスを追い掛けようとするが、ハルピュイアの雷で動きを止められる。
「ウ…、ウウッ…ゼ、ゼロ…ルイン…俺…を…倒…せ……」
「…………」
「ハルピュイア…でも…」
「遠慮は、要らん…。もうすぐ…俺は…ベビーエルフに…完全に乗っ取られる…急いで俺を倒し…早くあいつを…止めて…く…れ……!!」
ハルピュイアにとって、エックスは全てにおいて守るべき存在。
例え自分の命を失うことになってもだ。
ハルピュイアが宙に浮かんだのと同時に凄まじいエネルギーが迸った。
この現象はアームドフェノメノンの物で光が収まった時には鳥脚がついた戦闘機のような外見に変化しており、ハルピュイアの空戦能力が極限まで引き出されているのは間違いない。
ルインはハルピュイアの弱点属性のLXアーマーに換装し、ゼロもアイスチップを起動してハルピュイアを迎え撃つ。
「止メロオオオオ!!」
叫びながらミサイルを乱射してくる。
ゼロはミサイルを巧みにかわし、ハルピュイアの近くまで行くと、チャージセイバーを叩き込むとルインも氷龍を繰り出し、ハルピュイアに喰らわせた。
「グアアア!!」
痛みに絶叫しながらこちらに突っ込んでくる。
どうやら意識はベビーエルフに体を乗っ取られていてもまだ僅かに残っているようだ。
破壊衝動のままに攻撃してくるハルピュイアだが、いくらスピードがあり、攻撃力は格段に上がっても、がむしゃらな攻撃が当たるはずもなく、距離を取られればバスター等による攻撃で対処出来るため、少しずつゼロとルインが優勢になっていく。
「オーバードライブ!!」
攻撃力を増加させ、武器に氷属性を付加させて一気にダッシュジャンプで距離を詰めてのハルバードによる一撃を叩き込む。
「ウワアアア……!!」
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ