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衛宮士郎の新たなる道
第6話 新たなる警鐘
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分に干渉し過ぎない担任の行動に嬉しく思っているのが3−S生徒の大半の同一意見だった。
 それは兎も角、窓から見てみると、金髪の美少女が白馬に跨ってグラウンドに登校して来た。
 これに対して「おー」とか「わー」と言う感想で済ませるのは、彼らも川神地域の何でもありの特性にマヒして来たとか慣れてきた証拠だった。
 その後に人力車通学の九鬼主従コンビが来て、ますますカオスになって行った。


 −Interlude−


 それから朝のHRが終わりそうなところでスピーカーから、2−Fで先ほどの転校生と川神一子が決闘をすると言う事で校内が騒ぎ出す。
 この決闘はグラウンドでやると言う事だが、見たいものは見に行っていいと言う許可がクラス学年問わずにある。
 しかし、授業は時刻の変更なく進むので授業の遅刻或いは欠席扱いにはならないが、見に行けば当然授業の内容を途中から聞く事に成るので、そこら辺は自己責任である。
 そして当然3−S及び2−Sの生徒の大半は来ないで授業を受けるのが基本だ。
 士郎も当然ながら決闘には興味もないので、グラウンドには行かなかった。
 その事に不満を持った生徒――――百代は大和にべたべたくっつきながら、頼まれたので解説中だった。

 「――――なるほどね。それにしても義姉さんも戦いたいんじゃないの?」
 「んーー、確かにそそられるモノもあるが、私が今闘いたいと思っている相手はあそこだからな!」

 不機嫌そうな顔で3−Sの教室に視線を送る。

 「衛宮先輩の事?でも、衛宮先輩に借りてる借金全額返さないと、戦ってくれるかどうかの思案もしてくれるか怪しいんじゃないの?」
 「そうなんだよな〜。・・・・・・クソッ、衛宮め〜〜!借金などと言うバリアを作って、私との戦闘を避けるなんて男らしくないぞ、アイツは!」
 「いや、自業自得でしょ?」

 百代は大和の突っ込みを聞かないふりして流した。
 その後、色々あって決闘は無事に終わった。


 −Interlude−


 放課後。
 士郎は朝、スカサハに聞いた地点へ調査しに行くために、急用と言う事で弓道部を休んだ。

 「此処か」

 スカサハが感知したと言う地点に着いた士郎だったが、特に目が付く形跡は何所にもなかった。
 因みに、士郎はある程度周囲に殺気を放ちながら調査していた。
 山中に生息している動物たちを、無駄に怪我をさせたくないと言う配慮によるものだった。
 それでも一応周りを見渡しながら散策していると、スカサハの感知した通り、魔力の残り香を士郎は感じる。

 「・・・・まさか、魔術師か。それなら3流英霊のシャドウサーヴァント以下と言うのも説明できるが・・・・・朝になると存在が掻き消えたと言うし、それだと魔術師と言う
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