進級試験とウロボロス
中級悪魔昇格試験本番と試験官をやる俺とヴァーリ
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ですか」
「対戦者は不幸と言うしかないだろうが、雷光の巫女と言う二つ名は本当のようだったって事か」
「・・・・威力を抑えていなければ、上級悪魔の上クラスじゃないのか・・・・?」
「これが直に黒神眷属に鍛えられたと言う、グレモリー眷属『女王』の実力なのか・・・・」
とヴァーリ経由で聞こえてきたが、相手は可哀想としか言えない程だった。幸い怪我はしてなさそうだし、昇格試験に臨む悪魔だとしても運がなかったとしか言い様がないな。空いた壁から空間が裂けて俺と気絶した相手を持ってきたが、他の試験官に渡してから俺は間に戻ってから告げた。
「四番、姫島朱乃選手の勝利です!」
これで実技が終了となったので、朱乃は下がり次の受験生を呼んでから次々と実技試験をしていたが中にはドーピング行為を見つけては二天龍からの鉄槌を下した。祐斗も無事に終わらせた事で、朱乃と一緒にいたが鉄槌を下す姿を見た事で他の受験生は不正行為した者に向かって一斉合掌した。そんで実技試験が終わってから、俺とヴァーリは無事に試験官と言う仕事を終わらせてアザゼルに報告した。
『おっ一ちゃんか。・・・・どうだった試験は、こちらはホテルのレストランで貸し切りの昼酒中だぞ』
「何昼から飲んでるんだよアザゼル・・・・こちらは無事に仕事を果たしたんでな。バイト代をと思ってな」
『そう言えばまだ渡してなかったがそれは後にしてくれよ、それよりどうだったんだ?筆記と実技は』
「筆記は問題無くだったが、ただ実技がな『まさか威力を抑えたのか?』その通りでな、圧倒的な力を見せるよりも威力抑え気味でやってもらったが異例の強さを見せていたぜ。下級悪魔では異例の強さだと、受験生達は知っていたようだったがそれ以上の強さを見せた事で相手選手はご愁傷様だとな」
『だろうな、強くても中級悪魔の上クラス相当だしな。朱乃も木場の実力は上級悪魔クラスだし、雷光の巫女に聖魔剣と言う二つ名まで持っている「朱乃は威力抑え気味のレールガンに祐斗は魔剣を出したが速度が相手選手に見えないまま背中を取られていた始末だ」そりゃご愁傷様だな、まあどっちも圧倒的な力を誇っているからな』
俺とヴァーリは通信機を持っていたんで、それで連絡していたが魔法陣で報告するよりこちらの方が早いからな。二人に本気を出すなと言っといたが、他の受験者と二人の力は天と地の差があるからだ。下手をすると受験者を殺してしまう程だったが、朱乃も祐斗も威力調節をしていたからまあいいとしようか。
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