進級試験とウロボロス
中級悪魔昇格試験本番と試験官をやる俺とヴァーリ
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よりも超えていると聞く』
『CBの技術はオーバーテクノロジーの塊だからなー。実技試験のルールは基本殺さずに戦えばいいらしいが、中級悪魔試験は上級悪魔のとは違うと聞いている』
『戦術試験が無いからとてもシンプルだ。戦術勉強しないままとなると、不合格になるからな』
試験官の説明が終わるまで、俺とヴァーリは念話していたが他の試験官からの説明が終わった事で俺は空間から箱を取り出してヴァーリにも渡した。これが抽選用の箱だから、受験生は箱の中に手を突っ込み番号が振られたボールをそれぞれ取っていた。朱乃は4で祐斗が7だったが、二人共前半戦になった。
「試合は二組ずつ行われるが、まずは一番と二番の方、三番と四番の方の試合を始めるとする!」
「まずは私からですか・・・・力は本気を出せばよろしいのですか?」
「そう言う事だが、相手を殺さないように加減調整をしておけな」
「いつも通りにやれば大丈夫さ・・・・ここにいる中では一番力を持つ悪魔だからな」
朱乃は魔力で円形に描かれたバトルフィールドに入って行くが、俺は審判として間に入っていた。相手悪魔は中肉中背の男性で、見た目は凄くオーラを漂わせている訳でもないが昇格試験に来る程の悪魔だ。そんで開始を告げると、相手の男性は手元を魔力を光らせて巨大な炎の球体を撃ち出していく。朱乃からすると簡単に避けてから、この後の攻撃を披露するだろう。
「・・・・『凍結なる霊鳥』ッ!」
「あれは神器か・・・・あちらが氷の鳥ならば、朱乃はどう対応するのか楽しみだな」
男性の周囲に冷気が漂っているようだが、宙に氷が集まり巨鳥となった。通常神器による冷気で氷の巨鳥を作り出して攻撃させる系のようだな。朱乃は魔力攻撃を避けてから、雷光による攻撃をしようとしたが雷だけを腕に纏ってからのメダルを撃った。ドンッ!と鳥を難なく破壊してから、所有者に向けてレールガンを浴びる事で防御魔法陣を展開させても既に遅しとなった。
「威力を抑えてもこれとはな・・・・やはり実力だけは上級なのかもしれん」
「あらあら・・・・私結構抑えたつもりなのですけど、レールガンに直撃したのか会場の後方まで吹っ飛んじゃいました」
威力抑え気味のレールガンを喰らったのか壁に激突しても止まらず、そのまま壁を突き抜けて行った。朱乃はレールガンの構えを解いていたが、増大させた訳でもないのに吹っ飛んだ事により俺が空間切断で吹っ飛んだ奴を見に行く。試合を見守っていた他の受験者の声が聞こえてくる。
「・・・・じょ、冗談じゃない!何て威力のあるレールガンだ!」
「なるほど、一般的な下級悪魔のレベルを遥かに超越してますね。それにあれでも威力を抑えていたようですが、抑えてあの力
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