新たな仲間
フラグ満載の回 前編
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サクラ。世の中にはこういう言葉がある。イエス ロリータ ノータッチ」
「はっ!そんな言葉知らんな!このエセ紳士! 」
「ちょっと。そこで変な争い始めない。とりあえず、まずは本人がどうしたいかを優先したら? 」
至極まっとうな意見だ。こちらサイドの人間も頷き、セシリアの方を見る。
「んで、セシリアはどうしたいんだ? 」
「んー…………。わたし、ガンプラバトルしたことナイからワカラナイ。セートカイも、ナニするかワカラナイ。だから、ドッチもえらベナイ」
「あー、確かに教えてねーもんなー。けど、初心者の俺でもガンプラバトルは知ってたし、案外世間知らずってやつか? 」
「ヒメラギ君。それはいくらなんでも失礼じゃないの?まあ分からないってのは少し意外だったのは確かだけど」
「生徒会も知らないのか…………外国には無いものなのか? 」
「…………なんかゴメンね? 」
ゴンッ!グハッ!ウゥッ!
ヒメラギは机に頭をぶつけ、アキザワは何故か死んでおり、サクラは呻き苦しみ出した。
俺とアマネとセシリア、それとハルカゼは触れないようにして話を続ける。
「それじゃあこういうのはどうかな?明日と明後日を使って、生徒会の仕事とガンプラバトルを体験する。それでどうするかはセシリアさんが決める。用事があるなら別の日でもいいけど、どうする? 」
「んー…………。じゃあソレでオネガイシマス」
「だってよ皆?じゃあ後は任せたよー」
ハルカゼは隣のバトルシステムのある方へと向かい、この場を後にした。
ーーー――
明日は生徒会。明後日はガンプラバトル部に来ることが決まった。
翌日、帰りのSHRが終わった瞬間にサクラが現れ、セシリアを脇に抱えて生徒会室に姿を消した。クラスの連中はそれはもう驚いてた。
「んで、なんでこんな事やってんだ? 」
「別にいいだろ?今日は部活もねぇんだしさ」
「静かにしなさいよ。中に聞こえるでしょ」
生徒会室の扉の前にはアマネ、ヒメラギが身を潜めて生徒会室の中を覗きこんでいる。俺は隣の空き教室の扉に寄り掛かって二人を見る。
「てかさ、俺もう帰っていいか? 」
「却下」
「はぁ…………」
ポケットからスマホを取り出し、レイナに電話をかける。
『はいもしもし。どうかしましたか? 』
「ああ。ちょっとアイツらのせいで帰りは遅れるかも知んね。買い出しはそっちで済ませられるか? 」
『了解です。レイ君、友達との時間は大切にしてくださいね? 』
「へいへい。そんじゃ、飯は先に作っててくれ」
『本当に分かってるのですか…………?まあ了解です。では夕御飯は作って待ってますね』
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