新たな仲間
フラグ満載の回 前編
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とヒメラギは人混みの前まで行き、大きく声をあげた。
「おい!ここは俺達の部室だぞ!オメー達が邪魔で入れねぇから退いてくれっ! 」
「と言うわけで、お前等はどっか行ってろ」
「うるせえぞ!邪魔すんな! 」
「そうだそうだ! 」
「自分達だけセシリア様を持っていくな! 」
「いや知らねぇよ。てかなぜ様呼ばわりなんだよ? 」
ん?待てよ。ということは、この人混みはセシリアを目的として来ているって訳か。
てかこの学校の人間は超高校級の変態の集まりかなんかか?まあ俺は違うけど。
とにかく、俺は人混みを追い払うために前に進み、その中の一人の男の襟首を掴んだ。
「いいからどっか行ってろって言ってんだろ?それにセシリアにも迷惑だろうが。少しは本人の事を考えろ」
「ぐっ…………放せっ! 」
「テメェ覚えてろよ! 」
男は俺の腕を振り払い、他の奴等と共にその場を去っていった。
「なんてベタな三下のセリフを………」
「にしてもカッコ良かったぜカグラ。『それにセシリアにも迷惑だろうが。少しは「あーうるせえうるせえ。いいから早く部室に入んぞ」
「たくっ、あいよ」
部室に入ると、アギサワが両手を床に付けてうなだれていた。いきなりの事で多少驚き、何があったのかと思いアギサワの顔を見ると、どうやら問題ないようだ。
「……ロリ、幼女、銀髪、碧眼、可愛い……」
そう。なんともない、ただの超高校級の変態で、セシリアを見て悶絶していただけのことだ。
「おいアマネ。アキザワはほっとくとして、外の連中はどういうことなんだよ? 」
「あら?あんた達が追っ払ってくれると思って放置してたのよ? 」
「それにしても多すぎだろ。十人以上はいたぞ」
「そうそう。追い払うのに苦労したんだぜー? 」
「………メイワクかけてゴメンね」
瞬間、ヒメラギはなぜか後ろに吹っ飛んだ。部室の扉へとぶつかり、軽く咳き込みをして自分の胸元を押さえる。
「上目遣いでそれは反則だろ……」
「 ? 」
「…………俺、もうついていけねぇんだけど」
「私もよ」
ヒメラギがアキザワと同じ体勢になると、いきなり部室の扉が開かれ、この混沌と化した空間にめんどくさい奴の声が響いた。
「貴様等!生徒から問題事を起こしたと聞いたがいったい何をしている!? 」
「はぁ〜〜………」
「生徒会長。私達は問題など起こしておりません。だから、どうぞお引き取りをお願いします」
「しらばっくれるなアマネ マヒル。既に生徒会に襟元を掴まれて脅されたという報告が上がっている。いったい何をしt………」
サクラが何かを言いかけたところで口をつぐみ、まるで糸人形で操られてるか
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