新たな仲間
フラグ満載の回 前編
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……ニホンゴはまだナれてませんが、ヨロシクおねがいシマス」
ムウさんの情報通り、二日後に転入生がクラスに来た。碧眼の目に腰まで伸びた銀髪のロング。そして中学生ぐらいの身長の女だった。
その容姿のせいか、クラスの男共が叫びだしている。俗に言う超高校級の変態だ。ついでだが、一番騒いでいるのはヒメラギだ。
SHR終了後、セシリア・リートはクラスの連中(ヒメラギも含む)に囲まれて質問責めされて困惑していた。
「セシリアちゃんは何で日本に来たの!? 」
「どこから来たの!?」
「日本語はどこで覚えたの!? 」
「好きな食べ物は!? 」
さすがに超高校級の変態とはいえ、きちんと常識はあるようで助かる。だがそれとこれとは話は別だ。
「アマネ。頼んだぞ」
「任せなさい」
アマネは席から立ち上がり、セシリア・リートの席まで歩いて行った。
「初めましてセシリアさん。私はアマネ マヒル。よろしくお願いするわ」
「ウン……ヨロシクねマヒル」
「突然で悪いんだけど、放課後空いてるかしら? 」
「?アイテル? 」
「ああごめんごめん。時間はあるかってことよ」
「ソウ………アルよ」
指を顎に付けて考える素振りを見せ、少し間を開けて返事をしてきた。
「なら放課後私についてきてくれない?貴女に紹介したい所があるの」
「んー……イイヨ」
その言葉を聞き、アマネは周りに見えないようにグッドサインを出してきたので、俺もつられてグッドサインで返した。
ヒメラギもグッドサインを出してきたが、特に何もしてない変態なので中指を立てて返した。
ーーー−−
セシリア・リートの転入の噂はあっという間に広がり、一時間目の休み時間から既に教室の外には野次馬共が揃っていた。
「すぐに有名になったな〜セシリアちゃん」
「主に変態からな」
「アンタは違うの? 」
「俺は違ぇつっの」
「そう言っちゃってカグラよぉ〜。オメーだって本当は「お前と一緒にすんなよ。不愉快だ」
「…………さすがに酷くね? 」
ヒメラギが半泣き状態で言ってきたが、俺はあくまで事実を言ったまでだ。
そうして時間は過ぎ、放課後になるとアマネはセシリアの席に行った。
「んじゃ、俺達は先に部室に行ってますか」
「そうだな」
ーーー−−
「………なんだこの人混みは? 」
部室に行くと、扉の前には大量の人、人、人に溢れていた。
「俺に聞かれてもわかんねぇよ。とりあえずどーすんよ? 」
「邪魔だから追っ払う以外ないだろ」
「だよな」
俺
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