進級試験とウロボロス
新たな仲間であるサマエル×試験会場へ合流した俺ら
[2/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
本来存在しないはずの神の悪意・毒・呪いをサマエル自身に受けた事だったか。ドラゴンの属性を持つ者にとっては天敵とされていて、ドラゴンと蛇に属する奴を死となる事で世界に悪影響されないよう今まで封印されてきた」
とここで朱璃さんから通信が来たので、俺は喋りながらサマエルが封印された場所まで歩いていた。途中コキュートスには色々な奴が凍っていたが、コカビエルもいたので本当にここにいたんだと思うとサマエルの波導を感じた俺は導かれるように奥へ進む。今更であるが死神が出て来た事にビビらずに進むと囲まれていたが、俺はライトを持ったまま剣を持っていた。
《何奴?ここをどこだと思っている》
「今更死神が出てくるとは、いくら何でも遅すぎではないのでは?と聞き返してしまう程だ」
《人間がこんな所へ来れる訳がないが、何の用があってここに来た?》
「俺の用はお前らに関係があるだろうか?ま、それさえもいいが俺の邪魔をするなら俺を倒す程の力で挑んで来いよ」
《ただの人間が我ら死神を舐めるな!侵入者を排除せよ!?》
片手にエクスカリバーを持っていたが、鎌で攻撃してきても軽く避けてから殺さずに倒していく事で増援が次々と来た。ここで正体明かしてもいいが、今明かすと面白くないのでね。剣一本で死神を狩っていた様子を見た死神は、冥府にいるギリシア三大神の一柱であるハーデスを呼んできた事で俺の正体を理解した。
《一体何事ですかな?》
《ハーデス様、侵入者です。侵入者は冥府最下層コキュートスに来た人間で、死神達が戦っていますがどうやら敵は峰打ちで倒しているようです》
《人間?ほう、あれは全てを創ったとされている創造神黒鐵様である兵藤様だ。攻撃を止めよ、我が行こうではないか》
《何と・・・・あれが例の兵藤様なのですか?・・・・ハーデス様が交渉するのでしたら全兵力を撤退させます》
何かハーデスまで出て来たから少々面倒だなと思いきや、全死神が撤退して行く様子だったので俺は峰打ちをした死神らを特別に回復させてからハーデスと交渉しに行く。
《これこれは兵藤様、冥府へようこそ。ここは冥府最下層であるコキュートスですぞ?》
「やあハーデス。俺の目的はただ一つ、龍喰者サマエルの封印を解除してくれねえか?」
《龍喰者サマエルを?封印解除してどうするおつもりですか》
「お前らの活動は知ってるんだぜ。陰で『禍の団』をサポートしてると言う噂じゃねえか、そこは俺としても許さないんでね。悪用される訳にもいかないんで、今の内に龍喰者サマエルを引き取りに来たって訳よ」
《なっ!そこまでお知りとは流石我らを創ってくれた神とでも言いますか。承知しました・・・・『龍喰者サマエル』を解放致しましょうが、ここから
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ