第22話 氷の神殿
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カニロイドはハルバードで直接斬り裂き、先に進んでいくルインを追い掛けるようにゼロも進んでいく。
そして梯子を降っていき、シャッターを見つけて二人は先に進むと、次の部屋には水の上に巨大な氷の塊が浮かんでいた。
ゼロとルインがそれに乗り込んだ瞬間、水嵩が増し、二人を上に運んでいく。
途中でメカニロイドが現れたが、ゼロとルインはZセイバーとハルバードで応戦した。
しばらくそれを続けていると、何時の間にか一番上まで来ていた。
そして奥にあるシャッターを抉じ開けると、また凍結した地面と水で満たされた場所が存在する部屋に出た。
「ゼロ、一気に行くから、私の手を掴んでて」
同時に水中に入ると、ゼロに手を差し出す。
ルインの手をゼロが握ると、ルインはウォータージェットを噴かして一気に奥へと進んでいく。
時折現れるメカニロイドはゼロがバスターショットを引き抜き、ショットを撃つことで迎撃した。
奥のシャッターを抉じ開けると、今までで一番広い部屋に出た。
周囲を見渡したが、誰もいない。
「誰もいないね」
「ああ、だが…油断はするなルイン」
「大丈夫だよ、心配しないで」
二人が警戒しながら武器を強く握り締めた時である。
この部屋に強いエネルギー反応が現れたのは。
「フフッ…ゼロ、待ってたわ…それにルインもね…」
「レヴィアタン…」
ルインは自分達を見下ろすレヴィアタンを見上げると、レヴィアタンもルインを見つめ返して笑みを浮かべた。
「あら?私の名前、覚えてくれてたの?嬉しいわ。それにしても私もファーブニルの馬鹿が移ったみたい。ゼロ、あなたのことを考えると…ダークエルフなんて、どうでもよくなっちゃう…例え、世界が滅びても、あなたさえ倒すことが出来れば、私…幸せなの…」
「レヴィアタン…お前も、ファーブニルのように無駄な戦いを仕掛けるつもりか?」
「あら?一応これは仕事でもあるのよ?エックス様がいるユグドラシルに向かう者は誰であろうと倒せって、キザ坊やから命令されてるの。同じ四天王とは言え、一応向こうは統治者代行様だからね。命令には逆らえないのよ。」
ゼロの問いに、レヴィアタンは肩を竦めて溜め息を吐きながら答えた。
「お願いだよレヴィアタン。私達はエックスを助けたいの…そこを通して…」
ルインは懇願するように言うが、レヴィアタンは首を縦には振らない。
「大丈夫よ。ダークエルフだか、ベビーエルフだか何だか知らないけど、どうせあんなエルピスとか言う落ちこぼれ、大したことないわ。エックス様命のキザ坊やが返り討ちにするでしょ。私はね…ルイン。あなたにも興味があるの…エックス様と同じように私達の基になったレプリロイドであるあなたにね」
「…
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