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逆襲のアムロ
25話 Have a break 1.8
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タイプ能力に応じてのことなる。

兵器利用としてはララァの本意ではない使い方なのはシャアも重々承知であった。
しかし、敵が先手を打ち、ダグラス隊の壊滅させるぐらいの実戦投入をしてくるぐらい、事態は悪化していた。カミーユらを保険として機能し、ダグラスを救うきっかけになっていた。

ダグラスはフランスから離れ、ベルファスト基地へ帰投した。
当面のダグラスの本拠地であった。

そこには宇宙から降りてきていたアムロとニューヤークから来ていたシャアが基地のラウンジで戦況について語っていた。

アムロはブルーの連邦の軍服、シャアは金髪をオールバックにして、山吹色のスーツを身に纏っていた。最近では戦場とガルマと共にロビー活動と二足の草鞋を履いていた。

シャアがアムロの報告と新聞を眺めながら呟いた。

「・・・宇宙ではやはり各サイドでの統治体制が不安定か」

アムロから連邦軍が機能しておらず、無法地帯と化している各サイドにギレン派が中途半端に支配圏を広げ、混乱させていた。自治統治として機能していたのはサイド3、月、サイド5、サイド1だった。

戦時より中立を保持していたサイド6ですら暴動等、ギレン派のアクシズ部隊の略奪で大混乱だった。
月のグラナダはマ・クベにより統治、統制を取ることができていた。

7年前に壊滅したサイド2はコロニー公社の新規開拓により、約10コ程のコロニーが形成されていた。そこにゼナ派が本拠地と定めて、サイド6のアクシズ隊を牽制していた。

シャアはスペースノイドの自治権獲得と地球からの自立を目指す上で、スペースノイドの意思がバラバラなことに頭を悩ませていた。その点はガルマも同様だった。

「そうだなシャア。向かって行く方向性は合っているのだが・・・。連邦のみならず、小規模の組織、団体ですら、我が先にと時代の導き手を騙る」

「ああ、どうにもやるせない。ブライトは何て言っていた?」

「宇宙の治安維持に連邦、つまりティターンズは静観の状態だ。幸いジオンが内部闘争に明け暮れているから、互いに潰しあってくれればという見解だ。ブライトはゼナ派に歩み寄り、まずジオンの戦いに終止符を打ちたいと考えている」

「そうか。ゼナ派はガルマと連携しているからな」

ゼナは夫ドズルの死をギレンの責任であり、その追及はデギン公王とキシリアの死によって、より主張を強める結果となった。ガルマはそこに付け込む形で、ゼナと接触。ゼナの思想を復讐でなく、ガルマ、シャアが願うスペースノイドの独立実現へと促しされていた。

2人の下へベルトーチカがトレイで3人分のコーヒーを入れてきた。それと同時にナナイがサンドイッチをレストランよりテイクアウトしてきていた。

アムロとシャアはそれらを受け取り、2人にお礼を言った。
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