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Epico?ドクター・プライソン〜Prologue for Episode W〜
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を・・・」

ドクターとウーノさんが操作台のキーパネルを叩くと、2人が横になってる検査台を環状魔法陣が覆った。ドクター達の周囲に展開されたモニターに、2人のレントゲン写真のようなものが表示されて「っ!!」私は驚いた。

「サイボー・・・グ・・・!」

そこには機械部品に塗れた骨格が映し出されてた。シスターズと同じだ。だからハッとしてドクターを見た。ドクターは私を見ることなく「私ではないよ。彼女たちを生んだのは」そう言った。

「え? でも、BNAC技術による全身サイボーグ化は破格の技術で、ドクターしか出来ないって・・・」

「はい。確かにドクターにしか出来ない技術・・・のはずですが」

「それでも私ではない」

ギリッと歯噛みしたドクターと、心配そうに見るウーノさんの様子に、この事態がかなり・・・ううん、とんでもなく異常なんだって判って不安になっちゃう。

「ギンガとスバルはね、3年前、ある犯罪者が根城にしているとされた遺跡の捜査中に私が発見、保護した子なの。保護した後あの子たちが、スカリエッティ少将のBNAC技術と似た技術でサイボーグ化された子供だったと判り、私は少将を頼った」

「驚いたよ。私の技術がそっくりそのまま使われているだけでなく、アレンジが加えられていた。始めから戦闘用のサイボーグにするために調整された試験管ベビーを利用している。とんだ外道が居るものだよ・・・!」

ここで完全にドクターが怒りを露わにした。私だって頭にキテる。戦闘用のサイボーグを作るために子供を造った。人道や倫理を大きく逸脱してる。これは絶対に許せることじゃない。

「でね。そんな子たちを見放すわけにもいかなくて、引き取ることにしたの。うちの夫と私との間には子供が出来なくてさ、それに・・・」

「クイント准陸尉とギンガ様とスバル様は遺伝子資質が限りなく一致しており、お2人はクイント准陸尉のクローンであると、ドクターは判断しました」

「クローン・・・!」

「彼女たちを生み出した技術者が何かしらの手段でクイント准陸尉の遺伝子を盗み出し、利用したのだろうね」

「ま、そのこともあって今じゃ誰もが羨む仲良し家族よ♪ 2人を生んでくれた技術者には怒りもあるけど、また感謝もしてたりする。だって、遺伝的に母娘と言っても過言じゃないからね♪」

そう言って満面の笑顔を浮かべるクイント准陸尉は本当に綺麗だった。

「あの、クイント准陸尉。その犯罪者の名前は・・・」

「・・・広域次元犯罪者、ドクター・プライソン」

疑問をぶつけて返って来た名前がそれだった。その名前を聴いた時、「あれ?」どこかで聞いた名前だと思った。記憶を掘り起こしてみて、「あっ・・・!」思い出した。フェイトちゃんが生まれるキッカケとなったプロジェク
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