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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico?ドクター・プライソン〜Prologue for Episode W〜
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代わりに、機械部品を移植することでその機能を補わせるっていうものだ。そんなBNAC技術による全身サイボーグ化されているのはほんの一握り。

(全身をBNAC化できるのは、次元世界広しと言えどその技術を初めて確立させたドクターだけって話)

そのほんの一握りであるシスターズは、ドクターが各管理世界で運営してる孤児院の出身者で、ドクターとは血の繋がりが無い。シスターズ全員が日常生活が困難なほどに体に障害を負ってて、自ら望んでドクターのBNAC技術確立のために被験体になったって、ウーノさんやドゥーエさんから聞いた。

(そして、天才技術者故に色んな方面から狙われるドクターを護るために、自ら望んで戦闘能力を追加されたりインヒューレントスキルっていう特別な能力を保有することになったみたい)

シスターズ達がサイボーグなのは初めての顔合わせから割とすぐに聞かされた。フェイトちゃんのお母さんが起こしちゃったPT事件の発端になったジュエルシード強奪事件の映像に、レーゼフェアさんの手によって腕を引き千切られたトーレさんの姿があったし。
そして、ギンガちゃんとスバルちゃん。そんな2人もシスターズと同じ全身をサイボーグ化されてる。でもその施術を行ったのはドクターじゃない。

・―・―・回想です・―・―・

ドクターやクアットロさんのアドバイスを受けながら武装隊の基本兵装であるストレージデバイスの分解や再組立て、プログラミングなど学ぶ。マリエルさんや私が配属されてる第四技術部での勉強も内容が濃いけど、ここスカラボでの勉強はそれ以上の経験になる。

「あら〜、すずかさん。また同じところでプログラムミスですよ〜?」

クアットロさんからの指摘が結構キツい。なんていうか・・・ねちっこいというか、声は優しんだけど胸にドスッと来るというか・・・。軽くイジられながらも作業を進めていると「ドクター。お客さまです」ウーノさんが私たちの居る第二研究・開発室にやって来た。

「客? 誰だい? アポもなしに突然来るとは少々・・・」

「いえ。アポは取って頂いています。ミッドチルダ首都防衛隊所属、クイント・ナカジマ准陸尉です」

「あ、そうだったか。今の時間が楽しくて忘れていたよ」

「クイント准陸尉・・・」

聞き覚えのある名前が耳に入ったからつい作業の手を止めてドクター達の方を向くと「知り合いなのかい?」ドクターに訊かれたから、クラナガンの悪夢の時にお世話になった局員さんだって伝えた。

「そうだったのかい。あの事件は実に大変だったね」

「あの、ドクター。本日の予定は・・・の検査となっていますので・・・」

「ああ、判った。ウーノ、クイント准陸尉たちをメンテルームに通してくれたまえ」

「判りました」

ウーノさんが小さくお辞
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