暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico?ドクター・プライソン〜Prologue for Episode W〜
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そして着替えが終わるまでの間、「すずかちゃんも大変ね」クイント准陸尉が声を掛けてくれた。
「うちのギンガとそんなに歳が変わらないのに、技術者として、魔導師として頑張っていて」
「あー、はい。でも、それ以上に楽しいですから。友達のデバイスを診ることも出来ますし、戦闘で護れることも出来ますから」
戦闘面でも技術面でもチーム海鳴のみんなを支えて、護ることが出来る。それに「エンジニアはずっと夢でしたから」将来の夢がこういう形で叶えることが出来た。だから大変さもまた楽しさの1つになってると思う。
「そっか。うちの娘たちも、すずかちゃんやチーム海鳴のみんなのように目標や夢を作って、頑張って突き進んでほしい」
クイント准陸尉がそう言って、将来のギンガちゃんやスバルちゃんの成長した姿を幻視しているのかとても温かな笑顔を浮かべた。
「お母さん、お待たせ!」
と、そんなところに入院服のような服に着替え終えたスバルちゃんがやって来て、クイント准陸尉に抱きついた。遅れて「お待たせしました」ウーノさんとギンガちゃんがやって来た。そして私たちは第二研究・開発室へと向かうためにトランスポーターに入って・・・
「転移します」
ウーノさんの操作でトランスポーターは起動して、私たちは第二研究・開発室へ転送された。そこはハニカム構造(いわゆる蜂の巣みたいの六角形状の部屋が集まってる)で、その内の1つであるメンテナンスルームに移動した。
「準備は出来ているよ。ギンガ君、スバル君。いつものように奥の検査台に横になってくれたまえ」
「はい」「うん・・・」
操作台前に立っていたドクターの指示に応えたギンガちゃんとスバルちゃん。2人は操作台とアクリル材の壁に隔たれた部屋に設けられた検査台の上に横になった。検査台に環状魔法陣のようなスキャナーが展開された。そして私たちの居る操作台側の部屋にモニターが何枚も展開されて、2人の身体の詳細が表示される。
「ギンガ・ナカジマ、スバル・ナカジマ、両名の検査を開始する」
ドクターとウーノさんがキーパネルを叩いて、2人を検査していく。あるモニターに映るレントゲンのような全身画を見る。映っているのは骨格画なんだけど、普通の人の物とはかなり違う。本来あるはずのない機械部品が映ってる。そう、ギンガちゃんとスバルちゃんは、ある種のサイボーグだ。
(
BNAC
(
ビーナック
)
技術。ドクターが数十年前に確立させた、体の一部や臓器を人工的な物に取り換える技術・・・)
The Body which made Naturalness and Artificiality be Compounded。直訳で、自然と人工を混成させた体。事故などの後天性や生まれつきの先天性などで障害のある体の一部や臓器の
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