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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico?ドクター・プライソン〜Prologue for Episode W〜
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は――」

「ロリコンと言いたいのだろう!? いつになったらその不名誉な称号を取り払ってくれるんだい!? 騎士イリス、君の所為で私の胃は・・・!」

スカラボの秘書であり、スカリエッティ家の長女、ウーノさんがいつの間にか私とドクターのすぐ後ろにまで来ていた。そしてドクターは、シャルちゃんの冗談による不名誉がなかなか消えないことに頭を抱えた。

「うぅ。それでウーノ。私に何か用かい?」

「はい。そろそろクイント・ナカジマ准陸尉、ギンガ様、スバル様がいらっしゃいます」

「あー、もうそんな時間かい? すずか君。君はどうするかね?」

ドクターとウーノさんの視線が私に向く。私はもちろん「行きます、見学させてください」そう答えて、開いてたモニターやキーボードを閉じる。そしてドクター達と一緒に応接室へ。ソファに座って待つこと数分、ビィーってインターホンが鳴って『クイント・ナカジマです』通信が入った。

「クイント准陸尉、どうぞ」

ウーノさんが応じるとプシュッと音を立てて入口のスライドドアが左右に開いた。そこにはクイント准陸尉と、娘のギンガちゃんとスバルちゃんの3人。

「やぁ、いらっしゃい」

ドクターが迎え入れると「お世話になります、スカリエッティ少将」クイント准陸尉はお辞儀して、「今日もお世話になります」ギンガちゃんが続いてお辞儀。最後に「なります」スバルちゃんがお姉ちゃんのギンガちゃんの後ろに隠れるようにして小さくお辞儀した。

「あ、すずかちゃんも居るのね」

「はい。こんにちは、クイント准陸尉、ギンガちゃん、スバルちゃん」

「「「こんにちは」」」

ギンガちゃんの後ろに隠れてたスバルちゃんだったけど、私との挨拶だとちゃんと前に出て挨拶してくれる。だから「何故私の時は・・・」ドクターが気落ちしちゃうわけで。そんなドクターの姿に私やウーノさん、クイント准陸尉は苦笑するしかなく。

「ではいつも通りお嬢さま方はこちらで着替えてください」

応接室の奥、転送室の奥、そのさらに奥に次元世界最高クラスの技術が眠る開発区画に移動するためのもう1つの転送室がある。そこは四角形の部屋で、スカリエッティ家の居住区とさっきまで居た転送室へ繋がる面以外の左右の面には、私もお世話になってる第二研究・開発室、そして私もまだ知らない真の第一研究・開発室へ続くトランスポーターがある。

「お嬢さま方はこちらへどうぞ」

「では私は先に行って検査の準備をしておこう」

ウーノさんがギンガちゃんとスバルちゃんを連れて、居住区へと続くスライドドアの奥に消えて行った。ドクターも第二研究・開発室へ転移するためのトランスポーターに乗って、その姿が消える。転送室に残った私とクイント准陸尉はウーノさん達をそのまま待つことに。
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