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ソードアート・オンライン〜Another story〜
キャリバー編
第215話 9人のパーティ
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れたばかりだったから、な。だから、魔法スキルの熟練度を上げてた。……多分、伝染った様だ」
「……ああ、納得」

 今回の件には、参加する事が出来なかった。9人パーティと言う事で、咄嗟のキリト候補者の中に出てこなかった、と言う怒られそうな理由も勿論あるが、その大魔法使い……、リタもレコン同様に、シルフ領にいる。渋々と領主の護衛兼魔法指南として 支えているのだ。渋々としているのだが、何処か楽しそうだ……と言えば炎の剛速球が飛んでくるから、口にチャックが正解である。


 そして、色々と話をしていた時、このリズベット武具店の扉が勢いよく開いた。

「たっだいまー!」
「お待たせー!」
「買ってきたよーっ!」

 勢いよく開く扉にも負けない程の勢いで、ハリのある声が響いた。
 その声の主は、これから行くクエストに備えてのポーション類の買い出しに言っていたリーファ、アスナ、レイナ、そして アスナの肩に載っていたユイの4人だ。その手の下げているバスケットの中には、言った通り、色取り取りの小瓶、そして 木の実等が入っており、それを部屋中央のテーブルに積み上げていった。

 そして、ユイはしゃらん、と羽音を奏でながら、キリトの頭の上へと移動をした。そして、キリトの隣に移動したリュウキにも、にこりと笑みを見せていた。

 以前までのキリトのヘアーは逆だったつんつん頭だったが、今は昔の髪型へと戻っている。……因みに、その理由がユイが《座りにくい》かららしい。それだけであっさりと変えてしまうのは、キリトも気に入ってなかったのか、或いは《娘》の頼みなのだろうか……。

「買い物ついでに、ちょっと情報収集してきたんですが、まだあの空中ダンジョンに到達できたプレイヤー、またはパーティは存在しない様です。パパ、お兄さん」
「ん……」
「へぇー……、なら なんで《エクスキャリバー》のある場所が解ったんだろう」
「それがどうやら、私たちが発見したトンキーさんのクエストとはまた別種のクエストが見つかった様なのです。そのクエストの報酬として、NPCが提示したのがエクスキャリバーだった、ということらしいです」

 ユイのその言葉に、ポーションを整理していたアスナが小さく顔をしかめて頷いた。

「しかもどうやらソレ……、あんま平和なクエじゃなさそうなの」
「うん。そうだよね。スローター系、だもん。お使いとか、護衛だったら もう少し仄々として良いけど……、性質上仕様がない、かな」

 アスナに繋げる様にレイナもそう言っていた。

「……それは、確かに穏やかじゃないな……」

 キリトは唇を曲げた。

 虐殺(スローター)系。

 その名前の通り、《○○と言うモンスターを○匹以上倒せ》とか《○○というモンスターが落とすアイテムを
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