第2章:異分子の排除
第14話「代表決定戦まで・中」
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...。」
「....そう、なのかな....。」
....本当の所は私にはわかりませんけどね。
「....でも、それでも、私はお姉ちゃんを超えたい。守ってもらってばかりは嫌。」
「...そういうと思いましたよ。...ですが、一人で何もかもやろうとしないでくださいね?」
「.....うん。」
本当に分かってくれたのでしょうか?...少し不安です。
「...かつて生徒会長が専用機を完成させた時、手伝っていた人はダメな部分がないか細かい所を手伝っていたと聞きます。...私もそれぐらいは手伝いますよ?」
「......ありがとう。」
早速、簪さんを手伝います。データ関連を見せてもらえたので、そこからこのままだと危険な部分を割り出したりとしていきました。
=桜side=
「簪さん、ここが少し...。」
「あ、ホントだ。...ありがとう。」
「いえいえ。」
耳を澄ますと聞こえてくる二人の会話を聞き、俺は整備室を後にする。
「(...ユーリちゃんにも友達が出来てなによりだな。)」
人見知りな性格とかもあって密かに心配していたが...杞憂に終わってよかった。
「....ところで、そろそろ出てきたら?」
適当に歩き続け、校庭の一角に差し掛かった所で、物陰に向かってそう言う。
「...バレていたのね...。」
「ま、素人にゃ気づけなかったろうがな。千冬辺りなら普通に気づくだろうが。」
出てきたのは水色の髪で先が少しはねている女子生徒。扇で口元を隠しており、その扇に“お見事”と書かれている。
「織斑先生を呼び捨てするなんてね...。」
「そりゃ、同い年だしな。...で、何の用だ?生徒会長。」
そう、その女子生徒は更識楯無。生徒会長であり、ユーリちゃんと話していた更識簪の姉だ。
「今話題の男性操縦者の一人を見に来た...ではダメかしら?」
「当たり前だろう。見に来たのなら隠れる必要はないし、今みたいに警戒心を強められてちゃな。」
「.....。」
気づかれていたと言わんばかりに、扇を畳む更識楯無。
「...いきなり現れた会社、ワールド・レボリューション。そしてそこに所属している二名の男性操縦者。さらには私達“更識”についても知っている。...なのに、情報がほとんど掴めないという異質さを調べに来たのよ。」
「...だろうな。」
怪しまれるなんてわかりきった事だ。
「この際だから、単刀直入に言うわ。あなた達の目的は何かしら?ただ偶然見つけた男性操縦者二名を保護するためだけに会社を立ち上げたとは思えないわ。...そ
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