第20話 ネオ・アルカディアU
[1/3]
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
エックスを助けるためにネオ・アルカディアの正面ゲートの前に転送されたゼロとルインは辺りを見回すと、警備用メカニロイドとパンテオンがこちらに攻撃を仕掛けてきた。
「そこをどけえ!!」
ZXバスターを構えてチャージショットを放つと、ゼロがZセイバーを構えて敵陣に突撃する。
ルインはバスターでゼロを援護しつつ、ゼロはセイバーの破壊力に物を言わせながら敵を叩き斬る。
「一気に蹴散らす!!」
即座に火力重視のFXアーマーに換装し、二丁のナックルバスターを構えたルイン。
FXアーマーの火力で一気に敵を押し潰すつもりなのだ。
「ゼロ、離れて!!」
二丁のナックルバスターからショットを連射しながら突き進む。
単発の威力が高いナックルバスターのショットの連射に耐えきれるレプリロイドやメカニロイドなどはあまりいないだろう。
「ルイン…」
普段のルインとはまるで違う戦い方だ。
まるでエネルギーの温存を考えておらず、普段のルインならば後先のことを考えて行動するはずなのにだ。
それほどまでに余裕がない。
「はあ…はあ…」
周囲のメカニロイドやパンテオンを一掃すると、息を切らしながらナックルバスターを下ろした。
「ルイン落ち着け」
「ゼロ…でも、急がないとエックスが…」
「焦りで判断力を鈍らせてしまっては逆にこちらがやられてしまう。そうなってはますますエルピスの思う壺だ」
敵の本拠地である以上、警備は今までのネオ・アルカディアの施設の比ではないのは明らかだ。
自分達がやられてしまってはエルピスを止められる者がいなくなってしまう。
「ゼロ…」
「エルピスもネオ・アルカディアの攻撃を受けているはずだ。エックスの元に向かうにも、道中に大量の罠があるはずだ。いくらベビーエルフがいようが、そう簡単には辿り着けんだろう」
「うん…ごめんゼロ…」
ルインは冷静さを取り戻し、HXアーマーに換装すると、バーニアを噴かして、空高く飛翔した。
「プラズマサイクロン!!」
チャージを終えたダブルセイバーを振るって電磁竜巻を繰り出すと、電磁竜巻に引き寄せられたパンテオン達は感電と同時にズタズタにされる。
「旋牙突!天昇斬!落烈斬!!」
ゼロもセイバーによる技で、パンテオンとメカニロイドを薙ぎ払っていく。
トゲが敷き詰められた場所はルインに運んでもらうことで無事に突破し、ゼロとルインは圧倒的な力を発揮しながら次々と敵を屠っていく。
そして奥にあるシャッターをこじ開けると、かつてゼロが戦ったレインボーデビルがいた。
「うわあ…何こいつ?うねうねしてて気持ち悪い…」
「レインボーデビル…確か、ボディが液体金属で出来た奴だったな…
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ