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異世界に呼ばれたら、魔法が使えるようになりました。
僕にしか聞こえない言葉
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を見るとエイダが、
「あ、あんた、さっきの唸り声が言葉に聞こえるの?」
「え? はっきりと入ってくれないとと言っていたんじゃ……」
「ちがう、ただの“音”だったわ。……確かに言われてみると言葉にも聞こえるけれど」
そんなことを言い出したエイダに、何で僕が言葉が聞こえたり出来るんだろうと思っていたところで、
「おーい、そこの右側の壁に触れてくれ」
「ひぃ! なんかまた“音”がした!」
怯えたように呟くエイダ。
レイアとリリアも気味悪そうだ。
けれど僕にははっきりとした言葉で聞こえたので壁に触れる。
同時に僕の触れた場所の壁が崩れ落ちるようになって、人が入れるような空間が姿を現したのだった。
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