第一章。千夜一夜物語
第一話。『対抗神話』
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しまう存在であるのかを。そして、兄さんは彼女たちを守ることなんて出来ないということを』
俺には一之江たちを守れない。
今までの理亜の行動が。
それを思い知らせる為だとしたら、それは最適な方法だ。
俺はただただそれを実感してしまう。
敗北でもない、諦めでもない。
理亜は、俺が彼女たちを失った時に何も出来なくなることを見越して、その事実を知らしめただけだ。
だから、ここにあるのは現実だ。
相手に対して、頭を下げることしか出来ない。
そんな現実を痛感させられた。
そして、そんな俺に理亜は告げた。
『______『千の夜話』______今宵はここまでにいたします』
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