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がっこうぐらし!The world in confusion
chapter29
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た管理局を許せない理由ができた。
「そうよ、そんなの生半可ものじゃない、投与している人達はみんな細胞なんかが出来てるから…そこに全く違う血液…DNAなんかを投与した結果反作用が起きてまた一人また一人と死んだわ…そして生き残ったのは私だけ…」
「……」
研究で死者が出ていることにみんな押し黙る。
「私も死ぬ気はなかった、だから残ってたこのオスカーを使ってあそこから食べ物を持って籠ってたの」
「そうだったのね、一人で寂しかったのね…」
「寂しい?」
私がいったことに女の子は反応する。
「だってこんなところで一人でずっといたんでしょ?」
「別に寂しいなんて思ったことはないわ」
「…私達と一緒に来ない?」
私がいった言葉は女の子を含めめぐねえたちも驚かせる。
「なんのつもり?」
「だって放っておけないもの…こんなところで一人にさせられない…それに一人より、みんなと一緒にいた方が楽しいわよ」
私は優しい微笑みを女の子を向けて答える。
女の子も少し考えた後、考えをまとまったのか答えを口にした。
「わ、わかったわ、そこまでいうなら着いていってあげる」
「ふふ、それじゃあ行きましょ?『優花』ちゃん」
「優花?」
私が名前を口にすると女の子は不思議がってその名前を口にした。
「だって名前がないなんて不便でしょ?優しい花って書いて優花…かわいい名前でしょ?」
「優花……私の名前」
自分の名前を復唱する優花ちゃん、その顔は嬉しそうな顔をしていた。
「気に入ってくれたみたいね」
「べ、別に!でも、名前がなかったから…その…ありがとう…」
小さな声でお礼を言われた…素直じゃないわね
「それじゃあ若狭さんは見つかったことだし地上に戻りましょうか」
一件落着となったことでめぐねえが地上に戻ろうと提案し私達は頷く。
「これで、地下施設に回っていた電力を地上に回せるしここにあるデータは全て移しました、もうここにいる意味はないよ」
ジュードくんもやることは全てやったようで、胡桃達が来た方法で地上に戻った。
そして校長室のエレベーターで地上に戻ってきた私達はもうくたくたでもう一眠りした方がいいかしらと思っていたけど外を見ると夕日が昇りそうになっていた。
「もしかして…もう、朝なのかしら」
「みたいだな、地下にいるとわからなかった」
そうだねっと由紀ちゃんも同意していると隣にいる優花ちゃんがその夕日を見てぼそりと呟く。
「綺麗…」
「そっか、優花ちゃん、ずっと地下にいたわけだから見たことないんだったわね」
そういって優花ちゃんの頭を撫でるとむすっとした顔で私を見る。
「ち
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