第16話 コンピュータ施設の屋根
[2/6]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
見ると、奥にあるシャッターを潜って広い部屋に出た。
「ここは…」
「ふふ…」
「っ!!」
周囲を見渡した際に聞こえた聞き覚えのある声、レヴィアタンの声に反応してゼロは再び辺りを見回したが、誰もいない。
しかし間を置かずして、部屋を水が満たし、何処からか四天王の一人であるレヴィアタンが姿を現した。
「久しぶりね、ゼロ。また会えて、嬉しいわ。ルインがいないのは残念だし、折角の再会を楽しみたいのは、山々だけど、残念ながらそうも言ってられないの。あなたを倒したら、すぐにあのエルピスとか言う司令官を相手にしなきゃ、いけないからね。さあ、行くわよ、ゼロ!!」
レヴィアタンが愛用の槍、フロストジャベリンを構えながら不敵に言う。
ゼロも無言でセイバーを構え、前回の戦いの経験からフレイムチップを使用している状態だ。
「はあっ!!」
開幕と同時にジャベリンからホーミング弾を連続で放つ。
前回の時と同じ攻撃なので、ゼロはそれを全てかわし、水中の浮力を利用したダッシュジャンプでレヴィアタンの背後を取ると、セイバーを振るう。
「相変わらずやるじゃない」
セイバーの斬?をジャベリンの柄で受け止めると、不敵な笑みを深める。
「俺はエルピスを追わなくてはならない。ここで時間を食うわけにはいかない」
「ふふ…そうね。私もあなたを早く倒してエルピスって司令官を処分しないといけないから、ここで時間をかけるわけにはいかないわ」
腕に力を込めてゼロのセイバーを弾くと、上昇しながら無数の氷塊を発生させた。
「避けきれるかしら?マリンスノー!!」
前回の時より氷塊の数が多く、どうやらレヴィアタンも前回の戦いの時よりもパワーアップしているようだ。
しかし、今回の戦いは壁があるため、ネオ・アルカディアで戦った時よりは戦いやすいので壁を駆け上がり、セイバーをチャージしながら壁からダッシュジャンプをして距離を詰める。
「させないわ!!」
即座にジャベリンを高速回転させることで氷の輪を作る。
前回の戦いの時よりも遥かに硬度が増しており、シミュレーションでは前回の戦いの時の炎属性のチャージセイバーにも耐えることが出来るようになった。
「はあっ!!」
「キャアッ!?」
しかし、それはゼロが前回の時のままならの話であり、繰り出されたチャージセイバーが氷の輪を砕き、衝撃波を喰らったレヴィアタンが吹き飛ぶ。
追撃にゼロがショットを連射したが、レヴィアタンも簡単に喰らうはずがなく、縦横無尽に動き回ることでショットを回避した。
「(前の戦いの時より強くなっている…。これが以前エックス様が言っていたゼロに搭載されているって言うラーニングシステム?)」
まだオリジナ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ