暁 〜小説投稿サイト〜
異世界に呼ばれたら、魔法が使えるようになりました。
その入り口には紫色の
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そんな音。
 やがて目の前のその隙間が舌にずれていきどんどん大きくなっていく。

 そして中に向かう通路の様な物が現れて、天井部分が光り輝いている。
 その輝きは、中を鮮やかに照らしている。
 なので暗がりで転ぶ事はなさそうだ。

 それを見ながら僕はこの世界の遺跡はこんな感じかと思いつつ、

「ここに入っていけばいいのかな」
「はい、恐らくは。でも……」

 レイアが口ごもってから次に、

「こんな特殊な遺跡がまだあるなんて記載されておりませんでしたので、何があるかは分かりません」
「危険なのかな?」

 危険ならここに入るのは止めようと僕は思ったのだけれどそこで、

「おーい、入るなら早くしてくれ」

 そんな声がしたのだった。


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