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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico49-B大力は禍の元
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が告白したところでOKが貰えると思うほど自惚れてへん。たぶん、この恋の戦いに勝つ条件はきっと・・・わたしらが告白するんやなくて、ルシル君に惚れさせて告白させることやって思う。
「それで、その・・・最後にお願いが2つほどあって・・・」
「あたしや娘と一緒に写真を撮ってほしいの。それとサイン!」
「「写真とサインですか??」」
ルシル君と一緒に小首を傾げる。写真を撮られることは管理局の総務部・広報課の出してる広報紙なんかで慣れてるから気にならんけど、サインを求められるなんてこと初めてやからちょう戸惑ってしまう。
「サインなんて書いたことが無いので、単純に名前を書くことになりますけど・・・」
ルシル君がそう言うと「それで十分だから!」娘さんがグッと親指を立てた。とゆうわけで、まずはベンチに座っての4人揃って写真撮影。撮った後はサインなんやけど、娘さんがバッグの中から取り出したんは1冊のファイル。
「街中でいつ有名人に会っても良いように、サインを貰いたい人たちの写真や雑誌の切り抜きをファイリングしているんだけどね」
「教会騎士団の写真や切り抜きもあるんですね〜」
ルシル君の言うように騎士カリムや槍のパラディン・パーシヴァルさん、剣のパラディン・プラダマンテさんなどなどと言った教会騎士団の有名人さんらの物もあった。そんで「この切り抜きにサインをしてほしいかな」って、娘さんがファイルから2枚の切り抜きを取り出した。
「わたしと・・・」
「俺の切り抜き写真・・・」
それは以前、広報課の取材ん時に撮ってもらった個人写真のもので、局員の制服と防護服の2パターンある。わたしとルシル君は差し出された2パターンの写真に名前を書く。カッコつけて芸能人さんみたくシャレた文字で書こう思たけど、そこまで器用やないし却下。普通に漢字で、八神はやて、って書いた。
(ルシル君はどんなふうに・・・って、おお! カッコええな!)
外国人の書く1つ1つの文字を一筆書きしたかのような、ザ・外国人、って感じのカッコいいフォントで名前を書いてた。さすがやなぁ。とまぁ、そんなこんなでお2人と笑顔で、手を振り合ってお別れした。
「わたしら・・・ホンマに有名人なんやね〜」
「ああ、まさかサインを頼まれるとは思わなかったな。サインなんて考えもしなかったから普通に名前を書いただけだ」
「わたしもや〜」
2人で苦笑して、「行こうか」ベンチから立ち上がったルシル君が差し出してくれた右手を「うんっ!」取って、わたしも立ち上がる。次のアトラクションもジェットコースター・・・にしよう思うたんやけど、「とりあえず何か腹に入れよう」ルシル君がぐぅ〜ってお腹を鳴らしたから・・・
「あはは♪ もうええ時間やし、どこか店に入
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