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ロックマンゼロ〜救世主達〜
第13話 爆撃機
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わしてバスターの銃口をクワガストの胸に押し付けると、零距離でチャージショットを放った。

零距離で放たれたチャージショットはクワガストの胸に風穴を開けた。

「ば、馬鹿な…あ、兄上…あなたの仇を…討てませんでした…」

兄に謝罪するように言うと、クワガストは爆散した。

『大丈夫ですか、ゼロさん。そろそろレジスタンスベースに着きますので、中に戻って下さい。』

「ああ」

ゼロは武器を収めると輸送機の中に戻り、しばらくしてレジスタンスベースに帰還するとシエル達が出迎えた。

「ゼロ!無事でよかった…」

「無事でよかったよ」

「ゼロさん、ルインさん、シエルさん…爆撃機の迎撃。ありがとうございました。」

「うん、ところでエルピス司令官はどうしたの?まだ目を覚まさないの?」

ジョーヌの礼の言葉に頷くと、いつもの場所にエルピスがいないことに気付いたルインはジョーヌ達に尋ねる。

「司令官は、シエルさんを司令官代行に指名し、何処かへ出撃されました。」

「行き先は不明です。司令官からのメッセージがありますので、再生します」

ルージュがデータディスクを機器に差し込むと、エルピスの音声が出る。

『シエルさん…作戦は、失敗しました。』

震えているようなエルピスの声。

成功すると信じていた作戦をハルピュイア達により、あっさりと打ち砕かれてしまったことに打ちのめされてしまったのだろう。

『全ては…私の責任です。ハハ…。私は、駄目な奴です…。ネオ・アルカディアでは、いつも下っ端で………ここに来て、ようやく司令官になれたのも束の間…全て台無し…です…それもこれも…私に力がなかったから…力が欲しい…力が欲しいよ…。力を手に入れ…ネオ・アルカディアを…人間を…滅ぼし…今度こそ…英雄になってやるんだーーーっっっ!!』

エルピスの悲痛な叫びを聞いたルイン達は目を見開いた。

今までエルピスが押し殺していた負の面を見た気がしたからだ。

「コンピュータに司令官が使った転送装置の記録が残っています。」

「それらの何処かに、司令官がいる可能性があります。司令官を追いかけ…連れ戻して頂けませんか?」

「ゼロ…ルイン…。彼を…救ってあげて…」

モニターに映る場所は、ノトスの森、南極のコンピュータ施設、クリスタルの洞窟、輸送機工場の四カ所だ。

「それじゃあ、最初は私が行くよ。ゼロは疲れているでしょう?ちゃんとメンテナンスを受けないと…ネオ・アルカディアに攻撃を仕掛けたせいで、レジスタンスベースに攻撃が来るかもしれないから、前の時のように二人同時に出撃するのは危険だからね…」

「そう、ね…ゼロはメンテナンスを受けてきて。ルイン…お願い」

「任せて。最初は…ノトスの森
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