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ソードアート・オンライン〜Another story〜
キャリバー編
第214話 求めるは伝説の剣
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ぼそり、と隼人の口からあの武器の名前が出たからだ。故に、今から何に行くのか判った様だ。
『……見つけられたみたいだな。NEWSに載ってた。つまり、あの場所に攻める、と言う事は邪神の群れの中に飛び込む様なものだ。フィールドに比べたら狭い上に、エンカウント率も向上。集中もしなきゃならないし……、負担を軽減してくれると助かるんだがなぁ』
「ま、まぁ……それもそうだな」
『ああ、後、和人がリーダー職するんなら、オレは妙な横取りしたりはしない』
「よし! 任せておけ!!」
隼人との協定をくんだ和人にはもう怖いものなしだ。嘘を言う男でもない。それは勿論こちら側も違えなければ、だ。
「あ〜あ、や〜〜っぱ、隼人くんの方が格好いいねー。お兄ちゃん、情けない感がバリバリだよ?」
「う、うるさいな……っと、と 何でもない、こっちの話だ。ああ、後上限9人全員で攻めるから。ああ、明日奈にはオレが言うから……、明日奈に言えば玲奈にも伝わると思うけど、隼人から一応連絡をしていてもらえないか? その方がスムーズだと思うし。……ああ。それで頼む。 じゃあ、今日は頼んだぜ? 相棒っ!」
妙に饒舌、そして上機嫌になった和人は、そのまま通話を終わらせた。
「はぁ〜、そんなに悔しかったの? 別に良いじゃん。
アレ
(
・・
)
は偶然だった、って言ってたんだし」
「ぐ、偶然も実力の内、とかなんとかって 煽ってたのはスグもだろ?」
「あはははっ、だって、面白かったんだもん」
「ったく……。まぁ、これで懸念はなくなったな! 争奪戦になったら、勝率悪いし……」
安堵のため息を吐きつつ、そう言う和人。それを見た直葉は再び笑った。
「はぁー、隼人くんはお兄ちゃんをすっごく評価して、お兄ちゃんは隼人くんをすっごく評価して……、ほんとに仲良しさんだね。明日奈さんや玲奈さんを悲しませちゃ、ダメだよ?」
「ぶっっ!!」
直葉の言葉は、
会心の一言
(
クリティカル・ヒット
)
だったらしく、飲んでいた牛乳が変な所に入ってしまった為、盛大にむせてしまうのだった。
〜結城家〜
正月は、いつも京都の結城家の本家へと赴くのが家族の決まりとなっている。だからそろそろ準備をしなければならない。色々と大変だ。挨拶も考えておかないといけないから。
だけど、やはり 思う所はある。
「京都に行く前に……、もう一度、キリトくんに会いたいな……」
明日奈は、朝風呂の最中である。
とぷん、と口元にまで湯に浸かって、考えるのは 和人、キリトの事だった。京都まで言ってしまうと、長く和人には会えないだろう。アミュスフィアを持っていけば、ひょっとしたら 合えるかもしれないが、
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