暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜Another story〜
キャリバー編
第214話 求めるは伝説の剣
[6/10]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
ゃんも、隼人くんも、ぜんぜんわかってないよ!」
――あまり、わかりたくないよ。我が最愛の妹よ……。
と、心で合掌をしつつ苦笑いを返す和人。
そして、直葉は更につづけた。
「でも、それだと、誰かがあのダンジョンを突破して、あの剣の入手に成功するのは時間の問題かもだよ、お兄ちゃん。確かに、あの空中ダンジョンには、トンキーをいじめてた、あの邪神クラスがまだまだたくさんいそうだけど……ね? もう休みに入ってるし。ソードスキル導入のアップデートだってあったから、ダンジョンの難易度そのものは下がってる筈だし」
「そう……だな……」
下見に行った時の事だ。
確かに邪神は強い。正直何度『ないわーー!』と叫びたくなったか判らない。その感想は ソードスキルが実装されていない時の感想だった。
だが、ソードスキルより、正直 そこはもう、
眼
(
・
)
を持つ勇者様の出番だと思える。
勿論、何処かの宇宙人宜しく、何十倍、何百倍も強くなって、金髪になって、《スーパー》がつく名前になったりする訳ではない。……が、その真骨頂は異常なまでの洞察力、や動体視力。眼の力の全てが激増するのだ。……的確に相手の情報を見抜く、相手の
弱点
(
ウィーク・ポイント
)
。更には武器の
弱点
(
ウィーク・ポイント
)
まで見抜いてしまい、ぽきり、とへし折ってしまうのだから。
その眼とユイが合わされば、鬼に金棒だ。
……因みに、そう表現したらアスナやレイナ、勿論ユイにも怒られたのは言うまでもない事だった。
だから、それなりに準備をする。少なくともリュウキに負担をかけ過ぎる事は有り得ないし、ゲーマーとしてのプライドも許せないから、もっと強くなって制覇、剣を引き抜くと誓っていたのだが。
「新生アインクラッドの攻略ばかりだったからな……」
そう、アインクラッド実装された当初に解放されたえのが10層までで、9月に20層まで開通されて、そちら側の攻略にかかりきりだったのだ。
邪神の強さも、あのヨツンへイムの難しさもよく知っているのだが、発見された以上は、今までのとは比べ物にならない程のプレイヤー達があの万年雪に閉ざされた世界に押しかけてくるだろう事は容易に想像がつく。
「………どーする? お兄ちゃん」
2枚目の食パンに手を付けた直葉は、両手で牛乳のグラスを持ち上げながら、そう聞いた。それに対して、和人は軽く咳払いをして答える。
「……スグ。レアアイテムを追い求めるのだけがVRMMOの愉しみじゃないさ」
「……うん、そうだよね。やっぱり プレイヤーが強くならないと、意味無いって思えるよ。武器のスペックで強くなったって……」
「でも、オレ達、あの剣を見せてくれたトンキーの気持ちに応えなきゃいけないとも思うんだ
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ