暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜Another story〜
キャリバー編
第214話 求めるは伝説の剣
[3/10]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
でもなれ、って事か」
「ゥゥ……、なげやりナノも、複雑ダヨ……」
「それは兎も角、だ。アルゴ、
敏捷力
(
AGI
)
全開にしろ。ここから 離脱するぞ。そろそろ本気で疲れてきた」
「あ、ソレは、ワカッたヨ。も、この話は終ワリにシヨウッ! さぁ、脱出ダっ」
敏捷値
(
AGI
)
に関しては、アルゴもリュウキに負けていない。アルゴが選択しているのは、先程でも紹介した通り、全9種族の中でも比較的に軽重級である
猫妖精
(
ケットシー
)
だ。リュウキが使用している
水妖精
(
ウンディーネ
)
もどちらかと言えば、軽量級に分類されているが、
猫妖精
(
ケットシー
)
は、軽量級の中でもトップクラスに位置されている設定。
印象的にも
猫
(
・
)
だ。故に 見た通り、すばしっこさには定着があるのだ。
だが、それは勿論 鍛えに鍛えた熟練値がモノを言う。
だから、どんな種族を選ぼうと、最終的に行き着く先はまだ不明確だ。
風妖精
(
シルフ
)
を選択している某大魔法使い様……、《リタ》は 様々な属性の魔法を習得されている、と言う事もあるから。
そして、2人は 難なく 邪神に囲まれた状態、俗に言う《死亡フラグ》が立っている場面を回避した。自分達の倍以上はあろう拳を躱し、攻城兵器とも思える大きさの棍棒を掻い潜り、時には同仕打ちもさせて。 鮮やかな手際は、もしもこの世界に
観客
(
ギャラリー
)
がいようものなら、拍手喝采、と言う所だが 生憎この世界にそんな能天気なプレイヤーはいなかった。
「ン? リュー、なんか光ったよ。ホラ」
「みたい、だな……。イベントフラグの光に見えたが……」
それは、偶然なのだろうか、或いは邪神と戦いつづけた事によって、条件が整ったのだろうか、この時の2人には、情報を取り扱う術に長けている。随一と言えるプレイヤー2人でも判らなかった。
だが、このクエスト、そして何よりもその報酬が後に……、多少なりともは波紋を呼ぶ事になるのだった。
〜桐ヶ谷家〜
何気無い朝の一時。朝食の準備を済ませ、今、食事を取ろう時だったが、少なからず表情が優れないのは和人だった。今年も後残す時間も少ない。……それは天気予報士のお姉さんも、テレビの中で言っており、残り少ないこの年をどう有意義に過ごしたら良いものだろうか。だが、今はあまり考えてられなかった。
その理由はおいおい説明する事になるだろうが、説明よりも今は直葉が声をかける方が早かった。
「あ、お兄ちゃん。これ見て」
という声と共に、直葉がさし出したのは薄型タブレット端末。
まだ寝ぼけている事と、昨夜に知らされた、実際に見たある出来事もあって
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ