暁 〜小説投稿サイト〜
極彩色の花達
5部分:第五章
[2/2]

[8]前話 [9] 最初
う」
 こう話してだった。三人でそのコーヒーをそれぞれ飲みはじめる。
 その中でだ。また言ってきた紳士だった。
「それでなのですが」
「はい」
「それで」
「またこのお店に来ていいですか?」
 こう二人に問うてきたのである。
「このお店にいると落ち着きますし」
「夢の記憶があるから」
「だからですね」
「そうです。ですから」
 二人も笑顔で応える。紳士もそれに言う。
「いいですか?」
「はい、よかったら」
「宜しく御願いします」
「有り難うございます。それでは」
 三人は笑顔で言い合う。そうしてにこやかにその缶コーヒーを飲むのだった。花々はその三人を囲んでかぐわしい香りと美しい姿を見せていた。


極彩色の花達   完


                 2010・3・16

[8]前話 [9] 最初


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ