第六話 アンリエッタ誕生
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『御生まれに!?』
周りの貴族たちが活気付く。
・・・・・・
別室内でなにやら聞こえる
『・・・ぁ・・・ぁぁぁ・・・』
子供の泣き声!? 産まれた!?
周りの貴族たちも一斉に歓声を上げ、にわかに廊下が騒がしくなる、すると別室から中年の女官が出てきてうやうやしく頭を下げた。
「マリアンヌ王妃殿下、無事女児を出産されました」
おおおおおおおおおおお!
歓声がさらに高まり隣に座っていた父さんは我慢の限界が来たのか別室へ突入した。
『トリステイン王国万歳!』
『トリステイン王国万歳!』
『トリステイン王国万歳!』
ところどころで万歳三唱が聞こえる。
無事、妹が生まれた事で緊張の糸が切れたのか力が抜けてしまい背もたれに身体を預けた。
別室内では父さんと母さんの寸劇が行われているんだろう、嬌声のようなものが漏れ聞こえる。
「そうだ」
カトレアへの返事の手紙は新しく生まれた妹の事を書こうかな。
・・・・・・
「・・・さて」
オレも新しい家族に会いに行こう。
力の抜けた身体を引き締めなおすと玉座モドキから立ち上がり別室へ足を進めた。
・・・後に新しく生まれた妹は『アンリエッタ』と名づけられた。
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