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ソードアート・オンライン〜Another story〜
GGO編
第213話 広がる輪
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オンの為、かな?」
「あはははっ そーかもねー!」
その後も、暫くはあの世界ででの話が続く。
怖がっていたレイナだったが、もう吹っ切れたのだろうか、或いはもう戻ってきたから大丈夫なのか、……そんなに怖くなかった場面の話は 結構乗り気で話をしていたのだった。
そして、更に時間は過ぎる。楽しい時間であればある程、進む速度はとても早い。
エギルがサービスしてくれた、デザートメニューの皿も空になり、皆で紅茶を楽しんでいた時、話題はALOへと向かった。
「そう言えばさ。詩乃さんは ALOの世界には慣れたかな? えっと確か……2週間くらい前に、キャラを作ったんだよね??」
シノンとして、ALOの世界ににもキャラクターを作っている事は、皆周知の事だった。
同じ世界で一緒に冒険が出来る事は やっぱりレイナにとっても、他の皆にとっても嬉しい事だ。以前シノンがリュウキがGGOの世界にまだいてくれた事に対して、喜びを感じた事と同じだ。
自分達の好きな世界に友達が来てくれる事が嬉しかった。だから、訊いてみたかったのだ。
「……う、うんっ。最初は随意飛行に随分と苦労をしたけど、今は何とか。弓の扱いにも慣れてきたしね?」
「ははは。そうだったな。ちょっと、店の弓の性能に不満がある、って確か言ってたよな? 詩乃は」
「だ、だって。やっぱり GGOの世界にいたから、射程距離とか全然違うし……」
「まぁ 気持ちは判らなくもないけど。あ、でも リズに今度作ってもらう約束してるんだろう? まぁ 金額は弾むと思うが、市販系より性能はかなり上だよ。保証する」
「うん。時間が合わなかったから、まだ だけど。色々と訊いてみて 弓のデザインも見せてもらって、凄く素敵だった。ふふ。楽しみにしてるんだ」
詩乃は笑顔をみせながらそう言っていた。
「あはははっ ALOでのイベントクエストも一緒に行こうね? 詩乃さんっ! ……それに私、GGOじゃ、ちょっと残念なプレイだったけど、ALOだったら きっと、大丈夫だからっ!!」
「あ、うん。でも、GGOでも玲奈さん、凄かったよ。銃は慣れてない筈なのに、沢山当てれてたし。……ふふ。それに とても……可愛かった」
「……へっ??」
可愛い、と突然いわれて 玲奈は 表情を一気に赤くした。
詩乃に、そう言われたのは 初めてで……、でも。
「う、ぅ〜〜、それって、詩乃さん…… まさか 怖がってる私を見て楽しんでただけなんじゃ……」
「ふふ、そんな事ないよ」
詩乃は少し頬を膨らませている玲奈に向かって微笑みかける。
彼女とたくさん接して、たくさん話して、……詩乃は改めて思った。
《結城 玲奈》 と言う人が本当に素敵だと
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