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ソードアート・オンライン〜Another story〜
GGO編
第213話 広がる輪
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気がするので、口に出して言わない方が吉だろう。
……シノンも特には問題なさそうだった。
だが、本人曰く『ゾクゾク系は大丈夫だけど、突然のびっくり系は苦手かな』らしい。
だけど、今回のイベントでは、突然のトラップや突然のクリーチャー出現など、多彩な要素満載だった。だから、普通はびっくりする場面は多かった筈だが、そこは
歴戦の狙撃手
(
クール・スナイパー
)
であるシノン。冷静に見極めて、あのへカートの50口径の弾丸を撃ち込み、殆ど倒してしまったから、もう説得力はあまりない。
後クラインは、仕事があって参加出来なかったのだが、やはり女の子が少ないと乗り気も下がる様なのは、周知の事実なのだ。
「そう言えば、ALOの方では 何もないのか? ……そろそろ《開通》しても おかしくないだろ?」
「はは。お前さんだったら、注目してるとは思ってたよ」
エギルは笑いながらそう言っていた。
隼人が気になっているのは、ALO内でも勿論あった。それは、あの浮遊城アインクラッド。今 一番行きたい場所が、ALO内に存在するアインクラッドの中にあるから。
「……まだ、正式にはきていない。が今年中に連絡配信はする事は間違いないらしい」
「そう、か。……それは楽しみだ」
隼人は、エギルの言葉を訊いて 笑みを浮かべた。
そこ
(
・・
)
へ行く為に 色々と努力を重ねているのだから。
「ねー、隼人くんっ。 隼人くんも、そう思うよね?」
「……ん? 何がだ?」
「もぅっ、訊いてなかったの? 最後の所、だよ。あの貨物列車のゲートを開けようとした時に出てきた、BOSSとの戦いの時の事だよ」
レイナは指を立てながら説明をしていた。
列車での決戦は 本当にラストの戦い。……が、それに負けない程の戦いは何度かあったのだ。
「ほら、最後の最後で危なくなった時、助けてくれた人がいたじゃん? 全然倒れなくって、皆の弾も切れそうになって、接近戦じゃ殆どダメージ与えられなくて、更に時間も迫ってて……、八方塞がりだった時の」
「……ああ。あったな」
「ええ。まさかへカートの残弾全部当てても、倒れない、倒せない相手がいるとは思えなかったから、……本当にびっくりした」
確かに、対物ライフルの攻撃を何度も受けても倒れる事が無かったのは驚愕モノだった。どんな強靭な身体であっても身体自体が鋼鉄ででも出来ていない限り、バラバラになりそうなのだが、それはゲーム仕様だと言う事で、納得した。
「最後に助けてくれた人って………、きっと
あの人
(
・・・
)
だよね?」
「状況的に考えたらそうよね。他にあの場所にいる人なんて、いないと思うし」
「……だな。それは オレもそう思うよ。所謂 命懸け、だったしな。オレ達の為に。いや レ
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