暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜Another story〜
GGO編
第213話 広がる輪
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麗で、大人って感じの女の人といた時、な〜んか そんな感じしなかった?」
「あ、それは……判るかも……」

 そして、話題は、レオンの女関係の話で持ちきりになった。

 その辺については、隼人にはよく判らないから、首をかしげるだけだ。

「ほら。……この話題は、お前さんには少し難しかったか?」

 エギルが、タンブラーに入れた烏龍茶をそっと差し出してくれた。
 以前、痛い目にあったから、飲む前は勿論確認をする。……アルコールじゃない事を。

「馬鹿。お前さんはこの後、送っていかなきゃならんだろ? 店側の責任問題にもなるし、アルコールなんて、出さないって」
「オレに関しては、確かに自業自得の面があるが、他の。……未成年のリズやレイナ達に、アルコールの入ったジュースを提供したのはどこのどいつだっけ?」
「……1%未満だから、問題なし!」
「はぁ……」

 苦笑いをしつつ、タンブラーを口に運ぶ隼人。

 そのやや焦げた琥珀色の烏龍茶、そして それを収めているタンブラー。飲むたびに、からんっ と氷同士やタンブラーにぶつかって奏でる音が、まるで 一杯やってる! 様な印象を持たせるが、間違いなくノンアルコール、お茶である事は此処で断言しておこう。
  
 隼人も、以前の……、痛い目にあった事に 関しては、かなり 懲りているから。

「それにしてもよ。随分と面白そうなイベントだったんだな。何分、再現したのが古いタイトルのゲームの奴だし、ネットじゃ結構な大盛り上がりだったらしいぞ? それなりの年齢のユーザー達中心で」
「まぁ、な。オレ自身は、原作はした事無いけど、まだ根強く人気を博してるし、いつかはしてみたい、って思ったから、大体の世界観とかは解ってたし。……うん、あのイベントの難易度とか全部含めても 面白かったよ。ホラー系が大丈夫だったら、また メンバー達と一緒にしたいがな」
「ははは! そりゃ 無理っぽいだろ。レイナは ちょっともう無理、ってさっきから言ってるし、アスナだってそりゃ論外だ。アインクラッドの65、66層が可愛く見える程のもんだからな。リズベッドは……、まだいけるかもしれんが、シリカに関しては 無理だろ? リーファだって、確か怖いのは苦手だって訊いてたし。……改めてメンバーに提案しようもんなら、から大顰蹙(ダイヒンシュク)かもしれんぜ? クラインは……、ま 女の子が少なくなりゃ、来ない気もするしな」
「ああ。それは判る」

 そう、もう殆どギルド。チームだと言っていいメンバー達は殆どがそう言う系統のゲームが苦手っぽいのだ。明言してるのがアスナ、レイナ、リーファ、シリカであり、リズは訊いてはいないものの、どっちつかずな感じだろうと予想出来る。本人を前にして言えば『私の事、どー思ってんのよ!』と怒られそうな
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