第8話 コンピュータ施設
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るが、ゼロは後ろに飛んでかわした。
「っ!?」
しかし、氷塊が地面に着弾した瞬間に砕け散り、その氷の破片がゼロに掠る。
「プッシングアイス!!」
氷の破片が掠り、体勢を崩したゼロに巨大な氷柱を滑らせる。
「はあああああっ!!」
氷柱にチャージセイバーを繰り出すが、いくらか罅を入れた程度で破壊は出来ず、ゼロは咄嗟に防御体勢を取り、ダメージを緩和した。
「ぐ…っ」
あまりの衝撃にゼロは顔を顰めた。
思っていたよりも強く、特に極低温の攻撃が厄介だ。
極低温の攻撃を何とか出来ればいいのだがと考えていたその時、ルージュから通信が入った。
『ゼロさん、ルインさんがフェニック・マグマニオンから入手したフレイムチップを転送します。それから、ヒューロッグ・ウロボックル、パンター・フラクロス、フェニック・マグマニオンのDNAデータも一緒に』
送られてきたチップとDNAデータにゼロが困惑した。
「フレイムチップは分かるが…DNAデータでどうしろと言うんだ…」
『ゼロ、聞こえる?直っているかは知らないけど、私ケイン博士から聞いたことがあるんだ。ゼロにはラーニングシステムが搭載されていて、戦闘経験のみならずDNAデータを解析すれば、技と習得と基礎性能の向上が出来るんだって!』
「本当か?」
カムベアスの攻撃をかわしながらルインに尋ねる。
『私は嘘は吐かないよ!もし違ったならあの世にいるケイン博士に恨み言だからね!!』
「……分かった。試してみよう。」
攻撃をかわしながら、フレイムチップを武器に組み込んでDNAデータの解析を始めた。
「じね!!プッシングアイス!!」
再び繰り出され、凄まじい勢いでゼロに迫る氷柱。
ゼロは壁を駆け上がるが間に合わず、ダメージを覚悟した瞬間にDNAデータの解析が終了した。
「っ!!」
突如、身体能力が跳ね上がり、一気に壁を利用したダッシュジャンプで距離を詰めるとセイバーでカムベアスの胸を斬り裂いた。
「ぐおっ!?」
「レーザーショット!!」
攻撃範囲を小さくした結果、高い貫通力を持たせたフルチャージショットがカムベアスの脇腹を貫通した。
「ぐがああああっ!で、でめえ!もう許ざねえ!ラッシングクロウ!!」
こちらに突撃しながら左右の爪で攻撃を仕掛けてくる。
「遅い」
かわしながら距離を取り、炎属性を付加したチャージショットがカムベアスに炸裂した。
「ぎゃああああああっ!あ、あぢぃ〜!あぢぃいいいいい!!」
弱点の炎属性をまともに喰らったカムベアスは全身を燃やす炎を振り払おうと暴れる。
ゼロはダッシュで間合いを詰めると、セイバーに炎を纏わせた。
「天昇斬
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